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ジャズと私(13)フランス発「ジャズ」+「ハウス」

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▼前回の記事

前回の記事では「ジャズ・アンビエント」について紹介しました。

他にも20代の前半にハマったクラブミュージックの中にジャズの要素が強いものが、いくつかありました。

また、時代がさかのぼりますが、高校生の頃に観ていた『FUTURE TRACKS』という深夜の音楽番組がありまして(過去の記事にも書いた)、この番組はクラブミュージックを中心に紹介する番組でした。

この番組を通じて、たくさんの音楽を知ることができたのですが、その中で特に忘れられないのが、「フレンチ・クラブミュージック」です。

私がこの番組を毎週観るようになって間もない頃('00年)に、「フレンチ・クラブミュージック」特集が放送されました。

当時、マドンナの最新アルバムにも、フレンチ・ハウスのアーティスト(ミルウェイズ)プロデューサーとして起用されており、クラブ界隈に限らず、高い注目を集めているシーンだったようです。

『MUSIC』Madonna('00)

私自身は、この特集を観て、ダフト・パンクエールといったフランスのアーティストたちを知りました。

『Homework』Daft Punk('97)
『Moon Safari』Air('98)

「ジャズと私」と題して、ジャズとは関係のない話を書いてきましたが(^^;ここからが本題です。

フランスのクラブシーンでも、ジャズの要素がかなり強いアーティストがいます。

その一人が、サン・ジェルマンというアーティストです。

彼は、フランスにハウスミュージックが根付いた'90年代初頭から活動していたアーティストで、そのサウンドはジャズ色の強いものでした。

高校生の頃の私は、そのすごさを知る由もありませんでしたが、彼が'00年に発表した『Tourist』は、ジャズの老舗レーベル・ブルーノートからリリースされたのです。

番組で紹介されていたのが、このアルバムの1曲目『Rose Rouge』でした。

これものちに知ったことですが、この曲ではジャズ・シンガー、マリーナ・ショウのボーカルを大胆にサンプリングしているのです。

アルバムを通して、ジャズ色の強いハウス・ミュージックが展開されています。

高校生の頃から聴きたかったのですが、実際に私がアルバムを購入して聴いたのは、20~21歳の頃('02~'03年)だったと思います。

ジャズとハウスを高次元で融合した名盤として、今でもオススメです。

(続く)

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いっき82
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