秋に聴きたい木枯らしジャズ
木枯らし(こがらし)
日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速 8m/s 以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象である。
Wikipediaより引用。
秋も深まった時期に、私がもっとも聴きたくなる音楽は、ジャズです。
なんだかわからないですが、ジャズのちょっと切ない感じが、秋にピッタリな感じがするんですよね。
私は「木枯らしジャズ」と言ったりします(今、はじめて公表した)。
というわけで、秋にピッタリなジャズの曲を選んでみました。
①Milestones/Miles Davis(’58)
アルバム『Milestones』より。
モードジャズの傑作
『Kind of Blue』(’59)より、
少し前の楽曲です。
モードっぽさもありながら、
まだビバップの流れも汲んでいて、
非常にノリのいい曲です。
マイルスのトランペットが軽やかですね。
②Everytime We Say Goodbye/John Coltrane(’60)
アルバム『My Favorite Things』より。
ジョン・コルトレーンが
マイルスのバンドから
独立したばかりの頃の楽曲です。
コルトレーンの
温かみのあるサックスと
穏やかなピアノ演奏の
組み合わせがいいです。
ゆったり聴ける感じ。
③The Eye Of The Hurricane/Herbie Hancock(’65)
アルバム『Mayden Voyage』より。
まだハービーが、マイルスのバンドに
在籍していた頃の楽曲です。
タイトルにある
「Hurricane(ハリケーン)」のとおり、
サックス、トランペット、ピアノの
噛み付き合うような激しい演奏が
素晴らしいですね。
最初と最後に聴けるテーマの
キャッチーな感じもいいです。
④あしながのサルヴァドール/EGO-WRAPPIN'(’02)
アルバム『Night Food』より。
この中では唯一の歌ものです。
ゆったりとしたリズムが心地いいです。
これを聴きながら、
秋の風景を見ながら散歩すると
ピッタリでしょうね。
⑤Spirit of Liberty/bohemianvoodoo(’12)
アルバム『SCENES』より。
bohemianvoodoo は、
とにかくメロディーが秀逸で、
聴きやすいのが特徴ですね。
この曲でも、ピアノとホーンセクションを
組み合わせたメインテーマが印象的です。
リズムはラテンっぽい感じで、
地味にギターもいい味を出しています。
⑥Pride Fish Ball/SOIL & "PIMP" SESSIONS(’18)
アルバム『DAPPER』より。
迫りくるような焦燥感のある
リズムが魅力的な一曲です。
SOIL & "PIMP" SESSIONS も
ジャズにしては、
はっきりしたメロディーが
際立ったバンドですね。
この楽曲でも、
メインテーマが秀逸です。
⑦Night Stream/Chari Chari(’00)
アルバム『The Retuning Sun』(V.A.)より。
最後はジャズアンビエントで
締めてもらいましょう。
電子音が主体ではありますが、
アフリカっぽいサウンドと
ジャジーなサックスの絡みが
たまりません。
私が持っている CD の音源では、
リズムトラックと笛の音が
さらに多く入っており、
もっとダンスミュージックっぽい
印象でした。
それらが削られて、
より静けさを感じさせる
聴きごたえになっています。
このアレンジもいいですね。
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