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好きな映画100(60-56)

好きな映画を100作品選びました。

昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。

▼前回の記事はこちら


60.チェブラーシカ('69~'83)

監督:ロマン・カチャーノフ
配給:クロックワークス(2001年公開時)
はじめて観た歳:37歳('20年)

『チェブラーシカ』は、ロシアで作られたストップモーションアニメです。
(短編作品なので、4本の作品をまとめた年代表記。初期作品の映像は YouTube になかったので、別のリンクを貼った。映像を観たい方はそちらをどうぞ)
ロシアのアニメ産業は、東西冷戦の時代にスターリンの肝入りではじまったプロジェクトだった(アメリカのディズニーに対抗したかった)のですが、『チェブラーシカ』を観ると、社会風刺も効いた作風になっていて、興味深いですね。
人形を使ったアニメーションは独特な感じで、温かみを感じさせます。
またその背景に流れるのは、いかにもロシア的なマイナーコードの曲調で、一見アンバランスな印象にも感じられるかもしれませんが、慣れると癖になる味わいです。何よりもチェブラーシカがかわいいんです。

59.DISTINY 鎌倉ものがたり('17)

監督・脚本:山崎貴
出演:堺雅人、高畑充希、堤真一
配給:東宝
はじめて観た歳:35歳('18年)

これも名作ですね。『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けた山崎貴監督が、同じ原作者の『鎌倉ものがたり』を映画化したものです。
子どもの頃から、妖怪が大好きだったので、この世界観は完全に私の好みです。しかも、山崎貴監督、堺雅人、高畑充希出演、となれば、私の好きなものが組み合わされたようなもので、これは観るしかなかったのです(佐藤直紀の手がけた音楽も良かった)。
ぜひ、鎌倉の世界観に圧倒されてください。

58.浜の朝日の嘘つきどもと('21)

監督・脚本:タナダユキ
出演:高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子
配給:ポニーキャニオン
はじめて観た歳:38歳('21年)

またまた高畑充希が出演する作品です。
これは私が本格的に高畑充希ファンになってから劇場で観た作品でしたね。
『ニュー・シネマ・パラダイス』の例を挙げるまでもなく、映画を愛する映画監督が「映画」を題材に作った作品は、おもしろいに決まっています。
小さな映画館を立て直す話なんですが、東日本大震災やコロナ禍の話も絡めて、過去と現在を交互に描くストーリーになっています。
そのため、主演の高畑充希は、学生時代と現在の役柄を演じるわけですが、その演じ分けも秀逸です。
映画よりも先に公開されたドラマ版は、本作の後日談となっていて、竹原ピストルが主演となっています。
(本作の詳しい感想は別の記事に書いた)

57.進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド('15)

監督:樋口正嗣
脚本:渡辺雄介、町山智浩
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子
配給:東宝
はじめて観た歳:32歳('15年)

一部では駄作扱いされることの多い実写版『進撃の巨人』ですが、私自身は大好きな作品です。
何よりも映像が素晴らしいです。本作が公開された頃、原作の連載は完結していませんでしたから、当然のことながら、原作とは結末が違います。
原作は原作、映画は映画、そういう見方が大事だと思いますね。

56.進撃の巨人 ATTACK ON TITAN('15)

監督:樋口正嗣
脚本:渡辺雄介、町山智浩
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子
配給:東宝
はじめて観た歳:32歳('15年)

『進撃の巨人』の前編です。「前編」と「後編」どちらが好きかと問われれば、私の中では僅差で「前編」になるんですよね(まだ結末がわからないワクワク感があるので)。
なんといっても、三浦春馬ファンとしては、彼のアクションシーンが観られるのが最大の魅力です。
ドラマなどではあまりイメージがなかったと思うんですが、三浦春馬は舞台では剣劇などのアクションもかなりやっていましたから、やっぱり身体能力がすごい役者だったんですよね。
彼のそういう面が一番出た作品が本作だったと思います。
日本では今いちの評価だと思いますが、海外では本作をきっかけで原作を知ったり、三浦春馬を知ったというファンも多いです。
誰がなんと言おうとも、私の中では名作です。

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