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20代の頃の悩み(3・終)人間関係

20代の頃の悩み
「彼女ができない」

「仕事ができない」ときて、

最後は「人間関係」です。

これも10代の頃からの
悩みの延長みたいなもので、
今も解決はしてないし、

一生続くような気もします。

小学生くらいまでは、
私も人間関係について、
そんなに深く考えることもなく、

普通に生きられた時代でした。

人間関係に悩むようになったのは、
中学生の頃からですね。

昨日まで仲の良かった友人たちが、
ある時から、急に冷たく
感じるようになりました。

別に友人たちは変わっていなかった
と思うんですが、
前々からそうだった
ということですね。

私が気づいていなかっただけで、
本当はそんなに私のことを
信頼していなかったという
感じですかね。

ある時、そういうことに
急に気がついてから、
私の人格は一変したような
気がします。

小学校からの親友との
仲たがいがあったのも
大きかったかもしれません。

note でも何度か記事に
書いたことがありますが、
私は小学校の6年間、
大親友が二人いました。

ところが、中学に入って、
環境が変わると、

一人の親友に変化があり、
我々三人はバラバラに
なってしまったんですね。

その時は、
それほど深刻に受け止めても
いなかったんですが、

あれほど信頼できる仲間は
他にいなかったので、

その後にできた友人というのは、
なんだか違和感があるというか、

昔とは違って、
自分が合わせている
感覚がありました。

社会人になってからも、
人間関係に悩むことは多く、
とにかく新人の頃は、
職場に馴染むのに必死でした。

なんせ、仕事ができないですから、
せめて、人間性だけでも
認めてもらって、

なんとか会社に馴染もう
と思ったわけです。

最初の頃に知り合った
先輩たちは、
厳しめの人が多かったんです。

まぁ、今の私から見れば、
その先輩たちも
大したものではないんですけどね(笑)

ただ、新人の自分からすれば、
はじめての先輩でもあり、
それが社会のすべてでもありました。

ここでも先輩たちに会わせるのに、
相当苦労したものです。

私と同期の男の子で、
ものすごく個性的な人が
いたんですよね。

アニメや特撮が大好きな
オタク的な人でした。

私も分野は違えど、
オタクではあるんですが、

そういう個性も先輩たちには
今いち伝わらず、

なんだか不思議系の
オタク新人、
一方の私は特に個性もない、
ただの新人

みたいな位置づけだった
と思います。

オタクくんは、
周りに合わせることもせず、
いつも自分のペースを
維持していました。

最初は、先輩たちも、
そういう彼に対して、
反感を持つようなところも
ありましたが、

あまりにもマイペースを
貫いているので、
徐々にキャラクターが
浸透していきました。

私とは違って、オタクくんは、

先輩社員、女性社員からも
大人気のキャラクターに
出世していきました。

一方の私は、
無個性なモブ社員として、
なかなか顔も覚えてもらえず、

ミスをした時だけ、
名前を呼ばれるみたいな
感じでしたね。

あぁ、書いていて、
悲しくなってきます。

完全に不遇の時代ですね。
あの頃の自分を
抱きしめてあげたい(笑)

なんせ、オタクくんは、
仕事ができたんです。

私とは対照的で、ミスも少ないし、

何をやらせても、
飲み込みが早く
上司からの評価も高かったんです。

(まぁ、そんな彼もずいぶん前に
 退職してしまいましたが)

そんなわけで、私はとにかく、

先輩たちに顔を覚えてもらって、
なんとか引き立ててもらおう
という作戦でした。

しかし、先輩たちの厳しいこと。

とにかく、
あの時代は説教ばかりされましたね。

私の意見とかはどうでもいいんです。

なんだか、先輩のストレス発散にも
なっていたのかもしれません。

まぁ、今となっては、
それも古い話で、
色褪せて感じますが、

そんな環境に耐えるのが、
仕事のできない私の
生き残る道でした。

一方、プライベートで、
学生時代の友人たちと会うと、

彼らの多くは
専門学校や大学に通う
学生でした。

私とは住む世界がまるで
違うんですね。

彼らはそれぞれの
キャンパスライフを謳歌していました。

当然、私の仕事の話をしても
つまらないので、
話すこともほとんどありません。

学生時代から彼らとは
趣味が合っているわけでもなく、
趣味の話もほとんどできません。

彼らの華やかな生活を
ただただ聴くだけです。

(しかも、お金を一番持っているのは、
 唯一の社会人だった私で、
 よく私がおごっていた)

ホント、悲しくなりますね。

あの頃の私は、
今以上にモブキャラでした。

誰も私のことなんか
興味もない、
背景の一つでしかありませんでしたね。

それでも、仲良くしてくれるので、
たまに学生時代の友人たちと
会うんですが、

彼らは社会人の私とは違って、
まだプライベートが
充実しているので、

私がいない時にも、
集まって遊んだりしていたんですね。

そういうことが積み重なって、
いよいよ話がかみ合わなくなります。

私がわからない話をして、
みんなで盛り上がります。

私は残業、休日出勤続きで、
なんだか世間から
取り残された気分でした。

あまりにも話が合わないので、
途中で帰ったことすらありました。

まぁ、今以上に
孤独な時代でしたね。

友達はいるけど、
本当の仲間はいない、
そんな感じでした。

今ではそんな彼らとも疎遠になり、
気持ちを煩わせることも
なくなりました。

今でも人間関係の
悩みは尽きませんが、
これも仕事の悩みと同じで、

自分の中ではある程度、
答えは出ていて、
なかば諦めています。

自分は人に合わせるのが
得意ではないし、
そんなに許容範囲が
広い方ではないので、

無理に人と付き合う必要は
ないということです。

今は、こうして
一人でいるのが一番楽しいです。

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いっき82
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