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書籍レビュー

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2023年7月の記事一覧

書籍レビュー『くちぶえ番長』重松清(2005~2006)子どもは子どもなりに、大人は大人なりに楽しめる

書籍レビュー『くちぶえ番長』重松清(2005~2006)子どもは子どもなりに、大人は大人なりに楽しめる

ノスタルジーに浸る重松清の作品を読むのは2冊目です。

重松清といえば、
『流星ワゴン』('02)

『とんび』('08)

といった映像化作品が
多い作家でもありますよね。

数年前に私が読んだのは
『トワイライト』
という作品でした。

書籍レビュー『夏への扉』ロバート・A・ハインライン(1956)日本で特に人気がある SF の名作

書籍レビュー『夏への扉』ロバート・A・ハインライン(1956)日本で特に人気がある SF の名作


日本で特に人気がある SF の名作ロバート・A・ハインライン
といえば、
SF 界のビッグ3に数えられた
作家の一人です。

彼の代表作の一つでもある
『宇宙の戦士』('59)は、
宇宙を舞台にした作品で、

作中に登場するパワードスーツは、

日本のアニメ
『機動戦士ガンダム』にも
多大な影響を与えた
と言われています。

作家デビューした'39年から、
亡くなる'80年代まで、
多くの作品を

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書籍レビュー『地震イツモノート』地震イツモプロジェクト・編(2007)かわいいイラストでわかりやすく

書籍レビュー『地震イツモノート』地震イツモプロジェクト・編(2007)かわいいイラストでわかりやすく

阪神・淡路大震災とは本書は1995年にあった
阪神・淡路大震災の被災者の
体験談をもとに作られた
防災マニュアルです。

本書を作成するにあたり、
167人の被災者に
アンケートやヒアリングを実施し、

それらの生の声が、
ほぼそのままの形で
収録されています。

かわいいイラストでわかりやすく本書は以下の
5つのパートで構成されています。

「1.地震が起きた瞬間」
「2.地震とその直後」
「3

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書籍レビュー『坊ちゃん』夏目漱石(1906)漱石をはじめて読むならコレ

書籍レビュー『坊ちゃん』夏目漱石(1906)漱石をはじめて読むならコレ

漱石をはじめて読むならコレ夏目漱石の作品を
はじめて読みました。

きっかけは note で
仲良くしていただいている
栗英田テツヲさんのオススメでした。

テツヲさんが、
夏目漱石の作品がお好きだというので、
「最初に読むなら何がいいでしょうか」
と質問したところ、

本作を挙げてくれたんですよね。

私もそうでしたが、
読んだことがない人からすると
「夏目漱石」なんていうと、

硬いイメージで

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