「いきてゆくフェス2022」インタビュー第四弾!
「いきてゆくフェス2022」は、大阪府豊中市と豊中市介護保険事業者連絡会の共催で約20年続くイベントです。昨年から大きくリニューアルし、今回初めてオンライン形式ではなく子どもから高齢者まで参加・交流しながら福祉と介護に触れたり学んだりできる場として開催いたします!
このnoteでは、イベントの運営メンバーとして活躍されている方々を紹介していきます。
今回インタビューしたのは、ステージチームのメンバーである井上さんです。井上さんは、豊中市の文化芸術センターで働いていらっしゃいます。
【いきてゆくフェスについて】
<1.参加したきっかけはなんですか?>
誘われてキックオフミーティングに参加したことです。仕事で地域アーティスト育成事業の担当をしていて、彼らをどうやったら外に出せるかなと考えていたこともあり、続けて参加してみようかなと。あとは、福祉業界は私にとって馴染みのない分野でしたので、そうした方たちと何かできる機会ってあまりないなあと思ったことも思い立ったきっかけとしてありました。
<2.参加して楽しいこと、面白いことはどんなことですか?>
「福祉」というテーマの縛りがある中で、果たして音楽がどういう携わり方ができるのか、そのことを考えていくのは新鮮で非常に楽しいなと思います。
3.参加して大変なこと、苦労したことがあれば教えてください>
ただ音楽を演奏するだけでなく、プログラム自体を福祉や多世代に合わせた形で計画していて、それがうまくいくのかという不安はあります。当日は僕が最後まで参加できないため、どこまでアーティストやスタッフに共有できるかというのも不安な点です。
去年の「おばあBAR」のように、また来年もやりたいねと言ってもらえるようなイベントを作っていきたいなと思っています。
<4.「いきてゆくフェス」を通じて、豊中がどんな街になったらいいと思いますか>
一見あまり関係のない分野のイベントでも、地域の文化芸術拠点という立場からどう関われるかを考えて、形にしていけたらいいなと思います。さまざまなイベントに呼んでいただきながら、文化芸術センターの所属アーティストや、アートで何かやりたいという市民の方と一緒に、色々な事が豊中市で展開されていくといいなと。アートに限らず、さまざまな分野の融合が街の中で同時多発的に起こっているような、文化の生態系がたくさん存在する街にしていきたいですね。
【介護・福祉について】
<5.介護や福祉の仕事にまつわるイメージや、「いきてゆくフェス」を通じて感じたことを教えてください>
以前は介護や福祉といえば、高齢者や障害を持った方に対するケアというイメージでしたが、最近色々な本やドキュメンタリー映画を通じてヤングケアラーなどさまざまな課題の存在を知り、自分の視界にないだけで、すぐそばにある問題であることを感じました。特に高齢化の一途を辿る社会では、一人ひとりがもっと自分ごとと捉える必要があると思います。
ただ、その世界や業界は自分とは縁遠く、また難しいというイメージです。「いきてゆくフェス」は福祉業界の方と多く話す機会があり、私にとっては距離を縮める第一歩になったと思っています。今の立場で何ができるかは未知数ですが、自分の専門分野であるアートが福祉に対して何ができるか、これからも引き続き考えていきたいと思います。
【ご自身について】
<6.豊中で働き始めたきっかけを教えてください>
もともと東海地方で仕事をしていましたが、関西に戻っていきたいと思ったときに、今の職場の募集を見つけたのがきっかけです。
<7.老後、豊中でこれからもどんなふうに生きていきたいですか?>
今こういう芸術関係の仕事をしているのは、新しいものに触れるのが好きだからです。ですので、新しいものを常に敏感に察知して、能動的に動けるような人生にしたいです。財布は豊かじゃなくても、心は豊かに年を重ねたいなと思っています。
【豊中市について】
<8.豊中市のいいところ、好きなところは、どんなところですか?>
語弊を恐れずに言うのであれば、「ちょうどいい街」だと思います。人と人との関わり方とか、それに基づいたさまざまなイベントや大学と連携したイベントがあるところ、あとは地域活動にも積極的に取り組まれているところがいいなと思います。
<9.豊中市内で好きな場所を教えてください>
スパイス食堂ナムナムが好きです。スパイスカレーが好きなので(笑)
【最後に】
<10.noteを読んでいる皆さんに、「いきてゆくフェス」のアピールをひとこと!>
福祉をテーマにしたとは思えない多彩さ。コロナ下で制限がある中でもかなりこだわって企画されていると思います。参加すれば新しい発見もたくさんあると思います。「いきフェス音楽会」にも、ぜひいらしてください。
ー井上さん、ありがとうございました。