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ことしにさようなら

長い一年だった。長くてつらい。

年明けは退院したてでまだ呑気なものだった。人生初の隔離病棟での入院は自身の中でも相当ショックの大きな出来事だったから退院してからは随分と穏やかな日々を一カ月弱は過ごしていたと思う。そこから復職までの訓練と心の焦り、葛藤もしんどかったけれど、復職してからも随分と壁にぶち当たってきた。

思うように動かない身体、働いてくれない頭を抱えて毎日必死に食らいついてたけれど、何度も何度ももうダメなんじゃないか、辞めるしかないんじゃないかと自分に何度も問いかけてはなあなあでどうにかこうにか過ごしてきた(今、振り返るとなかなか無理してたけど辞める勇気もなかったってのが本音)。

そして今、金銭的にはカツカツだけれど様子見勤務ができる契約に切り替えてもらえたおかげで気持ちは随分と楽になった。週4勤務でやれそうなときだけ休日出勤。生活は厳しいけれどなんとかやってくしかない、今の仕事を辞めるにしても次働くところが今のところより労働条件が緩いなんてことはなかなか無いだろうから基礎体力がつくまではこれでやっていこうと決めた。多分。

今の会社で正社員になれるまで粘るか、新しい仕事を探すかはまだ決めかねてる。でもそろそろ、年齢的に自分の身の振り方を決断しなきゃいけないんじゃないかと、また、焦る。焦っても何も決められないってわかってるはずだけど、性格上なのかどうしても焦りが出てくる。

焦ってても呑気にあくびしてるけどね。

何はともあれ、随分と泣いた一年だったけれどそれも今日で終わり。気持ち新たに明日からまた働いていこうと思ってる。1日、2日と仕事です。多分、暇だけど。

話が変わるけれど暫く風呂読書していた嶽本野ばら著の「カフェー小品集」を読み終えた。長い長い、カフェーへのラブレターのような一冊だった。流行りの「カフェ」でなく、ひっそりと佇む静謐な空間を提供する「カフェー」に着目した作品。著者執筆当時は実際に営業している、実際に存在するお店にスポットを当てて、12の作品が編まれている。

数えるほどしかカフェーには入店したことがない私だけれど本当は流行りのカフェの喧騒から逃げてひっそりと一人の時間をカフェーという空間に置いて深呼吸したいと感じることがあるから、随分とこの浮世離れしたカフェーたちの作品は居心地が良かった。緊張しながら、どこか浮ついた足取りだけれど入店して、どこに座ればいいかと店内を一瞥する。そしてこっそり、音を立てないように腰を下ろす。頼むものは珈琲一択だ。

なんて、読んでいてインスパイア受けてすぐこういう妄想に浸りたくなる。ああ、カフェーいいな。行きたいなぁ。という感じで2021年恐らく最後の読了本と相成りました。

さて、話は現実に戻って、大晦日の今日。何も予定はない。一人で過ごすつもりだ。外出するつもりもない。昨日、茶わん蒸しを仕事終わりに買って帰ってきたのでお餅食べたり、夜はお蕎麦食べるくらいはして大人しく過ごしていようと思う。明日また仕事だし。

今の自分はとにかく寝ることが最大の回復に繋がると感じているので眠くなったら寝たいので本でも読んで過ごそうかな。文庫版で買い直した峰倉かずやの「最遊記外伝」も読み途中だし、読みたい本は山積みだ。凪良ゆう「流浪の月」も買い直して読み直してるし吉屋信子「花物語」、森茉莉「私の美の世界」は寝る前の安眠本として読んでる。二階堂奥歯「八本脚の蝶」、岡崎武志「明日咲く言葉の種をまこう」も途中だし、その他積読もまだまだある。

2022年は読んだ本の記録、感想をしっかりとつけていきたい。概ね、このnoteに残していくことになると思うから日記と一体な感じかな。Twitterは軽く読了記録だけになるかも。今年は前半がかなり原神に自分の時間を費やしたので来年は読書に再び重きを置いて生活していきたいな(笑)年明け早々に推しキャラが復刻決まってるから怪しいけど←

本当に随分といろいろあっていろいろ悩んだ年でしたが、人生なんとかなるもんだなと思ってます←

来年はもっとnote更新していけるように精進します!では皆様、良いお年を~(気が向いたらまた何か書くかもしれない)

おしまい

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