言葉遊び大国、NIPPONの春
今日は立春、
暦の上では春を迎えました。
立春前日の節分と豆まき行事は有名ですが、
今年になって私が初めて知った風習があります。
それは「立春大吉」と書かれたお札を門に
貼っておくというもの。
単に縁起の良い漢字を並べたというわけでは
なく、そこにはちゃんと秘密があるようです。
その昔、門のお札を見て部屋にあがりこんだ
鬼がもう一度、同じお札を見たときに...
「あれ?向こうに門(入口)があるやん。
ヨーシ、あそこから侵入してやろ!」
そう思って、出て行ってくれたんですって。
...お話だけじゃちょっとわかりにくいですか?
立
春
大
吉
縦書きの左右対称にご注目ください。
表から読んでも裏から読んでも
まったく同じ見た目の漢字四文字です。
半紙にでも書いて貼っておけば
書いた文字が裏にも透けて、
どちらが表か鬼が見間違えるのも
なるほどとうなずけます。
一部の禅寺や檀家さんのお宅に伝わって
いるそうなのですがただ、魔除けというよりも
とんち話をおもしろがって
真似して貼った人が最初の頃にいたはず。
そんなところばかり気になってしまうのは
私だけなんでしょうか。
眺めているだけで
なんとも幸せな気持ちになれるこのお札、
春を迎える玄関先にぴったりですね。
各地には、まだまだ素敵な風習がたくさん
残っているんですね!
私ももっと、地元に伝わる風習を覚えて
大切にしていきたいな。
「とんちで魔除けをしてしまう、
言葉遊びの得意な民族がいるらしい。」
今日の空でした。
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