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他人の始末書にサインをした日

昨夜、ベッドの上でいつぶりかも
わからないほどの号泣をしました。

きっかけは職場からの帰宅前、
上司に呼ばれてある書類にサインしてくれと
言われたこと。

それは、他の人が書いた
事故報告の始末書でした。

茫然自失の状態で
事故の経緯と改善案を聞かされた私は、

そういうことにしようと決めた人達への
ありったけの想像力と自制心を働かせて
そこに名前を書き、家に帰って泣いた訳です。

泣きながら
自分のとった行動について考え続けていました。


自分が起こしたミスの責任は私にある。
では今回、その場にいなかった私が事故の責任を
負うというのは一体どんな理由からなんだろう?

社会にはわからないことだらけ。
生きていると時々、こんなわけのわからない
場面に遭遇することがあります。

ただ、今の私は、わからないことを無理に
わかろうとするよりも、わからないことを
そのままに前へと進む強さを持っていたい。


自分がとった行動の結果はいつか、
目に見える形で返ってくるかもしれないし
来ないかもしれないのだけれど、

始末書を書いたあの人の心が
ちょっとでも軽くなるならそれもいいかな?と、
思えるぐらいには泣いたから、もういいや。

上司に自分の気持ちは伝えたし、
ちゃんと理不尽さにも物申したからそれでよし!


わけのわからないままの日常に
手探りのような日々は続きます。

それでも悪いことは続かないし、
わかってくれる人もどこかにいることを信じて。


「涙の分、軽くなった足取りでゆこう」

今日の空でした。


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