NANA読み終わり

久々に読み返したけど、とりあえず84話までは読み終わった。

長くなるけどダラダラ語っていく。

矢沢あいは休載する前に21巻の続きで82.83.84話までは連載されていた。リアルタイムで見てたので内容は何となく覚えてる。

その前からちょこちょこ矢沢あいは、お休みされてた事もあって、病気について色々な噂があったよね。

休載してから11年、矢沢あいはNANAの話以外は描いてたしまだ本調子ではなくても描けていたのを見るともう矢沢あいはNANAは描けないんじゃないかと思う反面もある。

本人が描いていたストーリーより、ファンの声が大きく、そして攻撃的に矢沢あいに刺さったのではないかと。だからもうNANAの続きは描けないんじゃないかと思っている。

蓮が死んでしまった話が出たその当時、凄い数の批判が殺到したと何処かで見た。本当かどうかは分からないけどでも何故死なせたんだと文句を言う読者も居るんだろうなと安易に想像出来てしまうくらい入れ込みが凄い読者の多い漫画だったよね。

けど、黙って見守れない読者はファンだとは思えないや。

話が脱線したけど、NANAを読み返して。

ハチの子供の皐がレンとナナの子供説が凄い出回ってる。

ナナのピルと酒と煙草の、描写的に否定したい。

多分ナナはピル処方と検診で定期的に産婦人科に行ってる。(ハチと同じ産婦人科)

その後蓮と喧嘩したナナが会うのが気まづくて中々会えないでいた時にピルを飲み忘れた描写がある。

そこで、ナナがもう妊娠しているからピルが必要ないって思っている人がいるみたいだけれど、現実的な話定期検診に行ってるナナは妊娠にすぐ気付くし飲み込んだらお腹の子に悪いのも知ってるはず。飲み忘れただけなら分かるけど意味もないのに飲み込んだって描写までついてるという事は妊娠してるから意味無いのではなく、避妊してくれない蓮とする為にピルを服用していたので、前にも書いた通り蓮と喧嘩してナナも意地を張ってるから今は飲んでても蓮に会えないから必要ないって意味だと思う。

それに、酒も煙草も辞めてないナナが妊娠しているとは思えない。

正直ナナのひねくれ具合なら妊娠が分かってわざとお腹の子に悪い事をやるとかなら有り得ると思ってしまったが流れ的に有り得ないだろう・・・

てか依存体質のナナは母親に捨てられた事がトラウマだからってのもあるしハチが妊娠した時も堕ろせって言わなかったよね。多分ナナは子供に優しくは出来なくても置いていったり、わざと殺すような事は出来ないと思う。

それに最新話でナナは痩せたままだし体調の変化の描写もないし、そもそもあの流れで妊娠してたらナナは誰にも相談せず堕ろせって産婦人科に怒鳴り込みに行くと思う。てかな多分妊娠が発覚した時点で堕ろしてると思う。蓮との子供だからもしかしたら繋ぎ止める為に妊娠継続の可能性もあるけど。でももしそうなら酒も煙草もやめるはず。ナナがもしそんな感情で妊娠継続してたとしたら子供をわざと殺すような真似はしないはず。

あと前も書いたけどハチの第一子のレンはやっぱりタクミとの子供だ。矢沢あいは顔の描写が皆似てるから坊主にしたら皆同じ顔説だと思ってたけど読み返しながら見てると分かる。タクミの中学の頃の顔にそっくりなレン。ノブもハチも丸目だし目の形が違う。レンとノブとタクミの画像を並べると分かる。まぁ描き分けてるのかは、分からないけど・・・笑

ギターばっかり弾いてるよってノブに重ねたのはギターを教えたのがノブだからだと思った。

最新話でノブがハチの子供にギターは俺が教えてぇよって描写があるし。それかシンちゃんかな。蓮をリスペクトしていて蓮に弾き方が似てるし。だからレイラはレンのギターだと歌うんだと思う。レイラとレンが手を繋いでいるシーンでレンと手を繋いでると安心するって描写があるけど、あれはタクミの血が流れてるからだよね。ノブとハチの子供なら多分そうはならない。蓮に似たギターを弾いて(レイラからしたら思い入れのある時代)、出会った頃のタクミに似ているレンと手を繋いでいると落ち着くって事だと思う。

つくづく泣かせる歌姫だぜ・・・

因みに、蓮がレイラの横でベッドに座りながらギター弾いてるシーンがあるけど

画像1

あの時のギターとレンがレイラが歌っている後で弾いてるギター

画像2

同じデザインに見えない?てか同じデザインではない?

気付いた?

もしかして蓮の遺品にあったギターをタクミがレンにあげたのかな。

まぁそんなこんなで今出回ってる予想ストーリーは妊娠した事ある人は読んでて分かると思うし恐らく良く見掛ける予想を見て、主婦はわたしと同じ意見を持つと思う。

NANAを最初から語ろうとは思わないのよ。もう矢沢あいが書いてるし。

長くなっちゃうしね。だけどこの先の話はしたいと思う。

NANAの21巻以降でストーリーにはまだ繋がってないけど分かっている未来。

ナナは蓮の死後喋れないけど歌えるようになる。突然誰にも言わずイギリスの海辺の街で生活しながら歌って暮らしてるという事。

それからハチは日本に住んで707号室も借りっぱなしにしていていつか帰ってくると信じてナナの帰りを待っている事。皐はハチと日本にいる事。

レイラは蓮が死んだ後から蓮が死んだという事の記憶だけが無くなり、その後喋れるけど歌えなくなってしまう。

タクミはトラネスとは別の仕事をロンドンでしてる様子。ナオキ(桃ちゃんって子供も産まれている様子)とレイラも同じロンドンにいる事。そしてレンはタクミと一緒にロンドンにいる事。

ヤスと美雨は続いていて、ノブは実家に帰り旅館を継いでいる。シンちゃんは芸能のお仕事を頑張っている。

こんな感じ。それらを踏まえて私なりに21巻以降の予想をしてみた。

蓮が死んでもぬけの殻だったナナが心配なハチが皆の住む寮に来て暮らし始めてナナもちょっとは元気になってきたけど、まだ蓮の遺骨に手を合わせてない感じとプレゼントを開封していない感じを見ると、ナナの中でも蓮の死に蓋をしてしまって向き合えてない状態だと思うの。

そんな中でシンちゃんとかノブとかハチとかの皆の優しさが逆に痛かったりして、ナナも望まぬ形でハチが自分の庭に戻って来た事を心から喜べてない様子が伺える。それ程蓮の存在はナナにとって大きかったんだよね。

ナナは蓮が死んだ後から結婚指輪を右手に付けたりしてナナ自身も自分と蓮の事をどうしたらいいか分からないようだったけどハチがずっと傍に居てくれたお陰で徐々に回復していって、その時に蓮からのプレゼントを開けたんじゃないかって思うの。

そこにはトラネスではない本城蓮からの魂の叫び(歌)が入っていて、ナナはブラストでもない皆が知ってる大崎ナナとしてでもなくトラネスの蓮の婚約者でも何物でもないナナとして蓮の歌を歌って生きて行く事にしたんじゃないかなって。だから、蓮との死にきちんと向き合えて、ある程度は受け入れられたから未来でさ指輪を左手に付け替えられたのかなって思う。

因みに気になる点があって何度か読み返したせどやっぱりナナと蓮って、婚約止まりだよね・・・?

美里が謄本とか取りに行って内容は分かったけど、ナナの方の書き方が分からないまま婚姻届出してなくね?

蓮は入籍なんてどうでも良いんだっていって、ナナにどうしたい?って聞いて一緒にいたいって行ったけどその後何やかんやして仕事でロンドン行く前も喧嘩して、そっから出しに行くタイミング失ってる気がするんだけど、やっぱりこは漫画お得意の影で済ませておきましたんで。的なやつなのかな?

もし入籍してないならナナが指輪を外せもしなくてどうしたら良いか分からず右手してるのも何となく分かる。てか私なら外す。

また脱線しちゃった・・・笑

それで、ナナとして蓮の歌を歌うって決めたナナはレンとお揃いの革ジャンと煙草とブーツだけ履いて後の荷物は全部置き去りにして蓮との思い出だけを抱いてイギリスに行ったんじゃないかなって。

何でイギリスにしたかはナナの好きなセックス・ピストルズ、シド・ヴィシャス、Vivienne Westwoodに馴染みのある場所だからかな。

ナナはイギリスに行ってから、707号室やハチ、ブラストのメンバーを思い出して帰りたくなっても帰れないんじゃないかな。意地っ張りのナナの事だから自分から捨てた癖に帰ろうなんて虫が良すぎるとか考えてたりして。それに707号室に戻って来たとしてもハチがもうそこには居なくて、そこの部屋に別の住人が住んでいるかもしれないし、それが怖いのかもしれない。またあの時の寂しさを今食らったら正気で居られる気がしないから怖いんじゃないかな。

だから、この後は居場所を何となく突き止めたナオキがタクミと一緒にナナを見に行く。その場では敢えて声をかけずに本人かどうかだけ確かめてそれをハチに伝える、後日ハチはイギリスへ向かう。多分この時ノブもヤスも行くって言い出して一緒に行くと思う。

ノブは香坂百合になんで一緒に行くの?!もう居なくなった人の事をいつまでも追いかけてるなんて皆おかしいよ!とか言われるんだろうけど多分そこでノブも諦めがついて、大事なんだ。とか言って百合ちゃんとは多分そこで一旦終わりともとれるような描写になる。

で、美雨はナナには蓮が居なくなってしまったし、ヤスとナナが再開したら自分はまた要らなくなってしまうんじゃないかって内心不安な気持ちもあるけど変わらず行ってらっしゃいと伝える。ヤスは多分それがわかって、抱き寄せながらキスをして耳元で行ってきます。(行ってきますと敢えて返したのは必ず帰ってくるという意味)と言ってノブとハチと向かう。シンちゃんは僕も行くよって言った。だけどヤスに芸能活動で大きな仕事もあるしそれこそパパラッチに見付かって変に騒ぎ立てられる可能性があるからと言われて、敢えて仕事に行きヤスやノブやハチに委ねる。

海沿いのバーで蓮の歌を歌うナナを見て、ハチは静かに泣き出し、ヤスも帽子に隠れて涙を流す。ノブは涙を浮かべながらナナを見つめる。そこでナナの歌っている曲に聞き覚えがある事に気付く。蓮が死んだ日に聞いたあのかっこいい音楽を思い出す。ノブはまさか・・・と思う。

歌い終わったナナを外で皆と待ち伏せする。ナナはコートを着て出て来て、皆がに気付く。目を見開くナナ。涙ぐみながらヤスとハチとノブは微笑み号泣。ナナは困った顔をして、どうして・・・と呟く。ハチもノブも泣いて喋れない変わりにヤスが迎えに来たと困った顔で言う。

それを見てナナは困惑した表情で目を逸らす。多分勝手に居なくなった事等皆に申し訳ない気持ちもあり少し気まづい。

ヤスは煙草を咥えそれを見守る。お前が居ないと寂しいじゃない。ってまた言う。

ナナはそこで泣き崩れる。そこにハチとノブが駆け寄り抱きしめる。皆で海を散歩しながらこれまでの話をする。子供が産まれた事。男の子で名前は蓮だと言う事。女の子は皐で蓮に付けてもらった名前だという事。ノブはナナにさっき歌っていた歌は何の歌?と聞く。ナナは海の先を見つめながら蓮の歌とだけ言う。そこでノブはあの時に聞いた歌はやっぱり蓮だったんだと確信する。けどナナへは蓮の死を連想させるからと伝えなかった。ヤスがこの後はどうするんだ。と聞く。ナナは悲しそうな顔をしながらもうわたしの帰る所は無いから・・・と。それに対してハチはナナの手を握り、そんな事ないよ。何だったらまた707号室に住めるよ!ナナの荷物は全部あのまま残してあるの・・・と涙ぐみながら言う。ナナはそれを聞いて少し嬉しそうな顔をする。ノブはなぁ、ナナ。戻って来いよ!皆待ってるし、な?と顔を覗き込みながら声をかける。だけど握られた手に力が入り、ナナはでも・・・と言う。戻れない何かがあるのかナナは渋る。ヤスはナナが日本に戻って蓮との事を蒸し返されたり騒ぎ立てられるのが嫌なのに気付く。

まぁ、時間はある。ゆっくり考えろ。とナナの頭に手を置き、ポケットへ手を入れ歩き出す。ノブとハチがヤス!ヤッさん!と声をかけ振り返るとヤスはホテルに戻るだけだ。と震えた声で言い、先に歩き出してしまう。ハチもノブもそれ以上何も言わず、ただナナと海を眺めた。帰り際にハチが待ってるからいつでも連絡して、と連絡先を書いたメモをナナに握らせる。

滞在してから1週間、ナナは変わらずに歌っていた。連絡は無い。もうナナは日本へは戻らないのかと思っていた時に、タクミとナオキとレンが合流する。(レイラには敢えて伝えずに来る)

雪の降る海辺でタクミとナオキと並んだレンがギターを弾いている。そこにバーを後にしたナナが来る。後ろに立ち尽くしたまま涙を流す。それに気付いたレンはギターを降ろし、ナナへ駆け寄る。どうしたの?何処か痛いの?と。蓮が着ていた革ジャンを着て、同じブーツを履いたレンを見てナナは抱きしめようとするがやめる。この子は蓮じゃない。ハチとタクミの子供だから。嫌で仕方なかったはずの子を前にして何故か安心して泣いてしまうナナが居た。

それを見てタクミは、なんでうちのお姫様といい蓮のお姫様といいこう、うちのレンを見て安心するんだろうかねぇと呆れ笑いしながらナオキに言う。ナオキは涙を指で掬いながらさぁ・・・と笑う。

そしてナナはハチへ連絡する。でも707号室へは帰らず、蓮と住んでいた蓮の死んだ場所、倉庫街をまた借りて、遺骨とカセットテープを部屋に飾り、指輪を付けたまままた日本で暮らし始める。

ハチやノブやシンちゃんもたまに遊びに来る。それで、モノローグにはいる。

ねぇ、ナナ(ハチ)

わたしたちの出会いを覚えてる?

短い間だったけどナナ(ハチ)と過ごした一年間は今でも宝物だよ。

わたしは運命とか信じちゃうタチだからこれはきっと運命だと思う。

(わたしは運命とか信じないけどハチが嬉しそうに話をするから何だか信じてみたくなった。運命ってやつを)

笑ってもいいよ

ナナ(ハチ)

的なね。

まぁ完全に妄想ですよ。でも矢沢あいが蓮を死なせたのはそろそろクライマックスに入るからだよね?わたしはそう思うよ。

だから多分これくらいの話で終わるんじゃないかなって予想。てかこうなって欲しいって願望。

矢沢あいの歴代の作品全部持ってるんだけど、NANA読み終わってから全部読み返したのよ。そしたらびっくりよね。矢沢あいって紡木たくのファンなの?ってくらいストーリーから絵柄から何まで寄ってる寄ってる。

面白かった。紡木たくも大好きだからちょっと嬉しかった。確信はないけどでも紡木たくの漫画ってあの頃の年代の人なら必ず憧れるでしょ?矢沢あいももしかしたらそうなのかなって思うとちょっと嬉しかった。

だけど当時個性がないと言われていた矢沢あいがマリンブルーの風に抱かれての4巻の収録とかうすべにの嵐とか天使なんかじゃないあたりから徐々に紡木たくの絵柄から離れていって、個性が顔を出し始めた。そしてついにご近所物語で更に個性を爆発させた。っていう成長を見事に見届ける事が出来てね、更に感動。

マリブル読んだ時は衝撃で、わたし紡木たくはホットロードから入ったからページがすり減るほど見た訳ですよ。んで、あれ?矢沢あいの読んでたよな?読む本間違えたか?ってくらいホットロードとマリブルが入り交じっちゃってるのよ。笑ったね。

あれはギリギリセーフの内に入るのかな?良いんかなーって気になるけどどうだったのだろう。当時それで個性がないと言われていたのかも?だから矢沢あいは自分らしくって別の路線へ走ったのかもね。

まぁ、これも憶測だけど。

てか!スリーコインズとご近所物語コラボ!!!やー嬉しいね!!このタイミングで・・・

買いに走るよ。

それにしても中々語り足りないね。またポツポツと話のまとまらない語りをダラダラとズラズラとここに並べようぞ。

さらばじゃー







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