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【壱岐新報2022.5.27】ホタルの見ごろ到来、今年も順調に飛び交う姿に観覧者は感動

 市内各地のホタル観賞ポイントではゲンジボタルがゆっくりとした光を放ちながら乱舞している。ゴールデンウィーク後半の6日以降、市内での目撃情報が届きはじめた。今年は例年に比べ今月上旬までは低めの気温だったが、8日以降からは気温も上昇し、ホタルが飛び交い始めた。観賞には日没後の午後8時ごろから約1時間がもっとも適した時間帯。ピークは6月上旬ごろまでで、あと1週間ほど。今年のホタル観賞は今が最後のチャンスになりそうだ。


島内各所の河川でホタル乱舞


 「ほーほー ほたるこい♪」と童歌(わらべうた)でも歌われ、初夏の風物詩として古くから親しまれているホタル観賞は、季節の楽しみのひとつ。日本で「ホタル」といえばゲンジボタルやヘイケボタルが一般的で、この時期、島内で見られるのはゲンジボタル。島内各所の水辺で今年もホタルが舞うシーズンがやってきた。静かに点滅する淡い光が飛び交い、夜を幻想的に彩っている。

 市内には約20か所の観賞ポイントがある。雨上がりの翌日など気温が20度を超える蒸し暑い日が、特にホタルの動きが活発という。乱舞は午後8時ごろから期待できそうだ。全国的にみても本市のホタル群生数と群生か所は多い。

 主な観賞場所は、「郷ノ浦から石田線の清水橋上流付近」で、川沿いの300㍍ほどに渡って群生。「勝本町新城橋付近」は、橋の上流下流ともに群生し、川沿いから観賞できる。「綿打橋から前田橋付近への下流」にかけては、交通量の多い道路に面しておらず、ヘッドライトなどの光源の影響は受けにくいが、車一台分のみ通れる農道なので、通行に注意。他にも初山方面の六人地蔵付近の柴山橋、梅の木ダムや男女岳ダム下流付近、安国寺付近などで飛翔情報が寄せられている。

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