【壱岐新報2022.6.10】郷ノ浦町で来年4月から開設予定、へき地保育所は閉所統合へ
市は先月30日、市議会全員協議会(以下、全協)を開き、来年4月に郷ノ浦町柳田田中触に民間運営の認定こども園を開設する計画があることを表明した。市議会定例会6月会議で施設建設費などを支援するための補正予算を計上した。議案内容では、総事業費2億5848万円を国と県、市がそれぞれ負担することになる。突然の補助金支出に一部議員は「なぜ事前の報告や説明がなかったのか」と詰め寄るが、市は「県が認定した事業のため、本市が補助金を支出することは義務」と説明。「市は口を挟む権限がない」として、事実上の決定事項である旨を報告した。一方、当紙の調べで建設予定地周辺が土砂災害警戒区域に指定されていることが分かり、今後議論を呼びそうだ。
認定こども園、柳田周辺に計画
市が上程した議案では、事業目的として「認定こども園の開設により、延長保育・一時預かり・子育て支援・送迎などの保育サービスが可能となり、子育て世代の多様なニーズに対応できる」とする。事業計画をすすめるため、国と県、市は建物建設費などの施設整備の一部を補助することになる。今回の認定こども園は、雲仙市小浜町の社会福祉法人北串会が運営し、民間の事業経営として計画が進む。
同園の総事業費は2億5848万円にのぼる。補助額は国が2分の1負担の1億1510万6千円、県と市がそれぞれ4分の1負担の5755万2千円。市は、地方債から4600万円、一般財源から1155万2千円を支出するため、補正予算を計上した。
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