ケアマネとして働く一陽会労組・坪井委員長の発言
私は、練馬区の精神科病院が母体の陽和病院で、ケアマネジャーとして働いています、一陽会労働組合執行委員長の坪井です。よろしくお願いします。
今、介護施設のコロナ感染も拡大し、介護現場も大変な状況に立たされています。
江東区の特別養護老人ホームでは、4日間のうちに、入所者35人、職員4人の計39人が新型コロナウイルスに感染しました。驚くべき事態です。
そして、在宅現場で、最後の砦となるのが、訪問介護、ヘルパーという仕事です。厚労省は「新型コロナウイルスに感染の可能性がある利用者がいた場合、感染対策を行った上で、訪問介護の仕事をするように」と言っています。
はっきり言って、国の方針は間違っています。なぜ、必要なマスクも防護服も、消毒液もないままに、私たち介護労働者に訪問しろ!といえるのでしょうか?私たち、介護労働者の命や存在を一体、なんだと思っているのでしょうか? 絶対に、許せません。
介護・福祉現場で働くすべての労働者に訴えます。私たち介護・福祉労働者は、新型コロナウイルス感染拡大から守るためには、私たち自身の命と健康、労働安全なしには、絶対に利用者さんの命や生活も守られないということです。
そして、私たちの労働安全を補償する闘いを各職場で作り出すということ、どんなに小さな職場でも、命を守るために、例え少人数でも声を上げること、ずっと声を上げ続けることで、自分の命、家族、同僚の命を守ることに繋がります。
そして、今、コロナ感染症の治療にあたっている医療従事者と共に、一緒に声を上げることが重要です。
今こそ、労働者として、労働者階級として繋がることにこだわりましょう!
医療・介護・福祉労働者は絶対に感染してはならない。そして絶対に死んではなりません! そのためには、国を相手にしてでも、労働安全を補償し、検査体制を確立し、必要な装備と人員を確実に補償する闘いを現場から無数に作り出すことです。それが、社会を変える、第一歩です。
自分たちの命は自分で守ること、自分の職場で闘うことに徹底的にこだわること、それが今の新型コロナウイルス感染に討ち勝つ最短で最大の道です。私たち、医療、介護福祉労働者の力で、この新型コロナウイルス情勢に絶対に勝ちましょう!
ここに集まった仲間は、今日を皮切りにこのコロナ情勢をひっくり返す労働者のリーダーとして、立ち上がりましょう!
すべての介護・福祉労働者は繋がって組織しよう! そして、世界の医療・介護福祉労働者と団結して闘いましょう!