【「意図」と心のエネルギー】
ある起業家の方が
お客様やセミナーに臨む時、
「相手の方をいかに幸せにするか。
自分が関わりその方の持てる力をどのように引き出すお手伝いをするか。」
その「意図」を以って臨むのだと
言われていました。
それによって物事が成就するそう。
これによって、こちらの心の状態が相手にも伝わる。影響を与える。
この事が実際に起こる
と言うのです。
それをエネルギーと言いっていたりする人もあり、
またミラーニューロンとも言えるとのこと。
思いには力があるのでしょうか?
そう言えば昔。
当時、電話代も高く、郵便物が3日ほどかかって届いていた頃、
10年連絡を取っていなかった人のことをふと思い出したとき、
その3日後にその人から葉書が届くと言うことが、何度もありました。
そういう時、
「思いには、力があるのでは?!」
と思ったものです。
ならばなおさら、
常に相手も自分も良くなるように念じて行きたいものだと思いませんか?
京セラを世界的企業にし
JALの再建を果たし
海外からも信奉されている
稲盛和夫氏。
稲盛氏は
⑴大きな夢を描き、それを実現しようとする時、
「動機が善であること」
それに加えて
⑵「仕事を進めていく上では『私心なかりしか』という問いかけが必要」
と言われています。
そう、
「『私心なかりしか』という問いかけが必要です。
自分の心、自己中心的な発想で
仕事を進めていないかを点検しなければなりません。」
と言っています。
人生を好転させていくためにも、
まず全ての出発点である心
大きな影響力がある心。
それどう変えていくか?
このことが重要なようです。
【編集後書】
諸悪莫作(しょあくまくさ)
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
自浄其意(じじょうごい)
是諸仏教(ぜしょぶっきょう)
もろもろの悪をなすことなかれ
もろもろの善を行じ奉れ
自ら其の意(こころ)を浄くせよ
是がもろもろの仏の教えなり
仏道では心に重きを置きます。
心から言葉や行動が生まれます。
またそれだけでなく、「思い」つまり意業には力があるとも言います。
業の力「業力」(ごうりき)です。
実際に手にかけて他人をアヤメルことよりも劣らないものが
心で他人を亡きものにと思う罪だ
とも説かれます。
そう、心に こころして
浄くしてゆきたいと思います。
稲盛和夫氏は、身を以ってビジネスに仏道精神を体現し成功している人と言えるようです。
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