うねりノート#2 私は毎日、他人になる
僕はあいつが嫌い。
きらいというか嫌悪というやつだ。
うすら背が高く、人の機嫌を100%とれることがわかっている笑顔をする。
私だけはあいつがそれをわかってやっていることを知っている、だから99%だ。
やたらめたらに愛想のいい人を僕は信用しない。
「愛想」だけでどれだけの金を、優しさを、人から奪ってきたか。
あいつは僕の嫌いな自己愛に満ちたやつだ。
他の上辺だけのやつらの中に紛れ、生意気なことを平気でいえるやつだ。
僕とお前の関係はそこまでにいたっていないので、平気な顔