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少年王者舘 それいゆ 2024/7/13 感想

当日を迎え、列に並んだところ、めっちゃ廃墟文藝部の演出っぽい人がいる……と思ったらやはりご本人でした。

王者舘を知ったきっかけが、廃墟文藝部の公演の折込チラシで王者舘のチラシが入っていたことでした。(あとそれと同時期に廻天百眼の紅日毬子さんがツイートしてて、あ〜あのチラシが気になってた劇団かあ…と思ったのもきっかけ)

中に入ると、椅子の席はほぼ埋まってる模様。桟敷席は全然人が座っていなかった(その時点では)。
それもその筈。2時間ケツの痛みと格闘しながら観なければいけないからな。
前回は後ろの方で観たけど、今回前の方で見ようと思った。そんなに機会もないので……

まぁとりあえずここと思って座ったが、結果的に最前の中央少し下手寄り。
そのあとどんどん人が入ってきて、一人でも多くのお客様を入れたいとのことで、どんどん詰め詰めになっていく。
そして最前なので照明はすぐそこであり、
危ないので足があたらないようにとのことだった。ステージの高さと自分が体操座りしてる床の高さはほぼ同じ。

そうしているうちに、"突然" 劇が始まる。

暗闇の中に三人の少女。
セリフの掛け合いがしばらく続いたあと、
軽快な音楽と共に一気に明点し、そこらは昭和初期(?)の世界観で埋め尽くされていて、
大きいマネキンを見上げるような感じで舞台の最前に立つ井村昴さんを見上げた。
(夕沈さんの代役を務められていました)

最初のサイレン唸る中ハイスピードで踊るダンスシーン。ほんとに良かった。1番好きなところかもしれない。ほんとに音楽が良い。

ハイテンポで怒涛の場面転換が続く。

五月女桜子さんは本当に演技が上手いなぁ…と思ったり、ビイドロポンピイさんは唯一無二で良いなぁと思いました。(語彙力が無い)佐伯ピン子さんは演技に唯一無二の味わいがあって好きです。
以前初めて王者舘を観た時から印象に残っていた雪港さんは、今回の公演での表現ひとつひとつが好きでした。

水柊さん(窪田涼子さん)が、ブログで「自分を見てほしいという気持ちはなくて、種を蒔けたらいいなという気持ちで臨んでいる」とおっしゃっていたのが、素敵だなと思いました。

「もうこれ辞めませんかァ?時間食うばかりですよ」
「時間って食い物なの???」
のエンドレスループを数分間繰り返すシーンは言うまでもなく、殆どの方に印象に残ったシーンかと思われるが、
凄い勢いで役者さん次々セリフを投げるので、汗がかなり身近に見えました。
最前なので見上げる形だった。
わたしが観たのは名古屋公演ですが、それから色々と進化しているようで、
DVD(京都公演)では、アイスを裏から取ってきて食い続けたりしていましたね。

終盤にかかると、両脇に座ってたお客さんがふたりとも泣き始めていたが、わたしは涙を流せるほど、正直話の意味をあまり理解していない…

最後のダンスシーンでは役者さんが手を伸ばすところで、掌が自分の足元の近くを通って、ほんとうに近いなあ…と思いました。良い時間でした。

それいゆDVD、意外にも早いタイミングで販売してくださってほんとにありがたい。
永遠にリピートします。

折り込みで、来年10月に天野天街さん×水谷圭一さんの作品がザ・スズナリであるとのことでしたが、どうなるのかなぁ……
今回の公演をきっかけに、野鳩、ミズタニーの存在を知り、とても気になっていたので、そういえば来年…と思い、無事観られることを正直期待している…


雪港さんも佐伯ピン子さんも好きなので、また出演されることを願います。


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