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パンケーキリクガメのマイクロチップが抜けていた

結論

附属書Ⅰ類の国際希少野生動植物種登録済み個体からマイクロチップが抜けた場合、再度マイクロチップを挿入し、変更登録申請をすればよい。
また、マイクロチップの場所は挿入箇所から移動するため、個体に影響が出ている可能性が高まった。

経緯

2019年12月14日、新たにワシントン条約附属書Ⅰ類に入ったパンケーキリクガメをサイテス申請をしようかと、動物病院にて、飼育している8頭中、7頭にマイクロチップを挿入しました。
その後、仕事内容が変わったりなど色々と忙しいのもあり、申請せず放置していたため、一部の個体に関しては未申請状態でした。

2022年2月12日、いい加減申請しようかと、申請用の写真を撮り直すために、アマゾンでマイクロチップスキャナーを購入。


その後、スキャナーでいくら読み込んでも読み込めない個体が何頭かいたので、その時は不良品かと考え、スキャナーを返品しました。

2022年3月26日、動物病院に行ったついでにスキャンしてもらったところ、マイクロチップがスキャンできない個体が何匹か。甲羅くらいだとスキャン出来るはずなのでおかしいとなり、レントゲンを撮影することに。
レントゲンを撮ったところ、そもそもマイクロチップが見当たらない個体がいる。
また、足の付根にいれていたのがお腹の部分あたりに移動していた個体も居た。

パンケーキリクガメのレントゲン撮影

申請前はともかく、申請後の個体に関して、マイクロチップが抜けた場合どうするか不明瞭なので、環境省に問い合わせてから対応することに。

2022年4月1日、環境省に問い合わせ。登録済み個体の変更登録申請が必要とのこと。マイクロチップの番号とカメを埋め込んだ直後に獣医さんに頼んで写真を撮影し、サイトの申請様式から申請、登録票を交換する必要があるとのこと。

http://www.jwrc.or.jp/service/cites/regist/gaiyo.htm

今回連れて行ったのは、3匹だけだったので、今度全個体を調査し、入っていない個体に関しては再度挿入してから申請することに。

その他

前回、マイクロチップを埋めてから数カ月後に急死した個体が2匹いたが、マイクロチップの場所が移動するのを見ると、なにか関係があった可能性が高まったような気がする。

参考

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