2022 蝶たちとの出会い。
新潟には台風14号が接近しています。
この時期になると暑くて少し嫌になっていた夏が過ぎていくのを感じ、少し寂しくなります。
今年の夏もたくさんの蝶の写真を撮りました。全ての写真を紹介すると長くなりそうなので、上手くとれたり印象的な出会いだった蝶を紹介したいと思います。
ちなみに、
タイトルの写真はアサギマダラという蝶です。この写真は今年撮ったものではなく、去年の夏に撮ったものですが上手くとれていたのでタイトル写真に選びました。
この写真は今年の春に撮ったものです。
5月初めの田んぼにはたくさんのハルジオンが咲いていて、大きな花畑を作っていました。その花畑の中をゆらゆらと飛んでいたのを見つけて写真を撮りました。しばらく僕は、1匹をずっと追って写真を撮るのに最適な場所に止まるのを待っていました。写真を撮り終えてふと周りを見渡すと、僕の周りにはたくさんのウスバシロチョウが飛んでいました。
不思議だったのは、ハルジオンの花は至る所に咲いているのにもかかわらず、ウスバシロチョウは限られた小さな面積の場所に集中して飛んでいたことです。
気がつくと僕は十数匹の蝶たちに囲まれていました。
この写真も今年の春に撮ったものです。
この写真を撮った時期は、僕がよくいく森林公園では雪が完全に溶け、カタクリが咲き終わりいよいよ夏になるというような時でした。この時期のギフチョウは鱗粉が剥げ、翅は傷だらけになっている個体が多かったです。まだ蝉の鳴いていない静かな公園の林の中で夏鳥を探しながら歩いていると、ヒラヒラと目の前をギフチョウが飛んできて近くの草の上に止まりました。今年見たギフチョウの中でいちばボロボロな翅でした。時期終わりのこのような蝶を見るとき、昆虫は短い命を一生懸命生きていることを実感します。
初夏と呼べるような暑さでは無くなった7月の後半ごろ、大学のテストが終わり久しぶりに田んぼへ写真を撮りに行きました。春以来の田んぼは除草剤が撒かれ、稲以外の草木はくすんだ黄色や、焦げたような茶色に変わっていました。あれだけきれいに咲いていた花たちや、青々と茂っていたスギナは元気なくしよれてしまっていました。チョウやトンボはかなり少なく、1時間半歩いてみてもそこまで見ることはありませんでした。帰り道、枯れた草の上に1匹のキタテハが止まっていました。ギリギリまで寄って写真を撮りましたがびくともせずずっと同じ体制で止まっていました。2、3メートル離れた場所から見ればどこの止まっているのかわからないような色をしていて、この蝶はこのように枯れた草が多い場所の方が天敵も少なく見つかりにくいため、生活しやすいのではないかと考えてしまいました。
森林公園のベンチにはいろんなトンボや蝶が止まっているのを見ます。
この蝶を最初に発見したとき、なんていう名前の蝶なのか検討もつきませんでした。僕は蝶に詳しくないため、初めて見る蝶に違いないと思い翅を開くのをじっくり待っていました。
しばらく待っていると少しずつ翅を開き始めました。
開いた翅を見た瞬間この蝶の名前が分かりましたが、めちゃくちゃびっくりしました。閉じた状態からだと想像もできないくらいきれいな水色が太陽の光を浴びて輝いていました。
今年一番写真を撮った蝶はこの蝶だと思います。
どこに行ってもたくさん飛んでいて、翅を広げて止まった姿はとても目立ちます。大きいというわけではなく、小さいというわけでもないこの蝶は、蝶の写真を撮る練習台としてたくさん撮らさせてもらいました。僕は、夏休み実家に帰っていたため、8月中は新潟県にはいませんでした。帰ってきてすぐ家の近くの田んぼや、林を何度か歩きましたがミドリヒョウモンには出会えませんでした。秋になり、また飛び始める頃もう一度写真を撮らせてもらいたいと思っています。
暑い日が続く9月は蝶たちも湿ったところに多い気がします。橋の上の僅かに残った水溜りにはたくさんのキタキチョウが来ていました。しばらく観察していましたが、少しも動くことなく何かを吸い続けていました。写真を撮り終え立ち上がるとそれにびっくりしたのか一斉に飛び立ち、しばらくしてまた同じ場所に戻ってきていました。
キタキチョウは、丸っこい感じの羽がとても可愛らしい蝶なので、見つけるとついつい撮ってしまいます。
今年撮影した蝶は他にもいますが、今回は夏の思い出の中に印象強く残っているものだけを選抜して紹介しました。
今年の夏は色々あり、写真を撮る機会が非常に少なくなってしまったため、夏鳥の写真が全然ありません。来年こそはオオルリやキビタキ、など代表的な夏のきれいな鳥を紹介したいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
紹介しなかった写真も適当に載せておきます。
見ていただけると嬉しいです。
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