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57日目 ピラニア・ナッテリー

悪名高い、アマゾンの淡水魚。
でもそれは間違い?

ピラニアは現地語で歯のある魚という意味。

ピラニアという言葉は歯のある魚を指し、現地での肉食魚全般を指します。なので、ピラニアというのはこの仲間という括りではなく、現地や熱帯魚流通の中でピラニアとして呼ばれているのはこういう種類がいます、という言葉になります。

そのうちナッテリーは、所謂ピラニアとして紹介されることが多いものになります。

ピラニア・ナッテリーは、集団で人間や大型哺乳類を襲うとして面白おかしくメディアに紹介されたため、凶暴で危険な魚と思われていますが、集団で襲いかかるのは自己防衛の時や飢餓状態、興奮状態の時などに限ります。最近の研究では、果物や葉、昆虫なども食べる雑食であることもわかっています。

ピラニア・ナッテリーさんは、
セルラサルムス組(Serrasalmus科)、
友達は、
アクノドンさん(アクノドンAcnodon属)
メチニスさん(メチニスMetynnis属)
コロッソマさん(コロッソマColossoma属)
ミレウスさん(ミレウスMyleus属)
ミロッソマさん(ミロッソマMylossoma属)
プリストブリコンさん(プリストブリコンPristobrycon属)
セルラサルムスさん(セルラサルムスSerrasalmus属)
などです。

親戚(ピゴセントルスPygocentrus属)は、ブラックスポットピラニア(ノタータスピラニアとして流通)(Pygocentrus cariba)、ピラニアピラヤ(Pygocentrus piraya)などです。

熱帯魚は難しい名前…疲れた(笑)

『飢えたピラニアと泳いでみた へんであぶない生きもの紀行(リチャード・コニフ著)』でも、当然著者は生きているわけですし(笑)、何でも襲う恐ろしい肉食魚ではなかったと書かれています。

そこではピラニアは(ナッテリーかどうかは忘れました。)クッキーカッターシャークとして有名になったダルマザメのように、大型魚の致命傷にならない程度にかじる、という一見すると臆病な生態を観察したと紹介されていました。

何事もないことを一般的に流布された情報だけではいけません。調べてみると興味深い生物たちです。

白亜紀にいたマプサウルスというティラノサウルスサイズの肉食恐竜も、世界一大きい恐竜アルゼンチノサウルスに対してクッキーカットしていたという説も聞きました。でかすぎるもんな…

繋がると面白い、楽しい!