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家を買った!調子にのっていた!リノベも古民家もなめていたのである

移住先の大分県竹田市で、2つ目のシェアハウスにしたい!と思える物件に出会ってしまったわたしたち。もうひとつシェアハウス をつくる予定なんてなかったのに、建物の魅力にやられ、まぁ買えなくもないという値段が背中を押し、元歯医者さんの診療所+5D Kという大きな物件を、私たちは購入してしまいました。2021年の2月のことでした。


>>なかがどんなだったかはこちら

その後は、セルフリノベーションターイムに突入でございます。

わたしたちは、1つ目のシェアハウス「暮らす実験室 IKI」を、ほぼ自分たちでリノベーションをしたのでした。たくさんのボランティアさんが来て、一緒に手を動かしてくれましたが、プロによる指導や直接的な作業は、佐官さんに漆喰アドバイザーとしてきてもらったのと、玄関部分の壁を木の引き戸に変える作業くらい。あとは、知り合い大工さんに教えてもらい、ネットで調べ、本を買い、進めました。

しかもわたしたち、経験はゼロ。完全なる素人にも関わらず、自分たち好みの、予想以上のナイスな空間を生み出すことができ、そう、調子に乗っていたのでございます。

1つ目のシェアハウス「暮らす実験室 IKI」でのリノベーション経験

だって、見てください。「暮らす実験室 IKI」の見事な変身っぷり。


▼1階部分のBEFORE

▼1階部分のAFTER!


▼2階リビングのBEFORE

▼2階リビングのAFTER


▼3階の個室(竹楽の部屋)のBEFORE

▼3階個室(竹楽の部屋)のAFTER


▼3階個室(コケの部屋)のBEFOR

▼3階個室(コケの部屋)のAFTER


え、わたしたち、できるんじゃない!?とも思ってしまったのです〜。

今回はわたしたちが(実はそう難しくない条件だった)過去のリノベーション実績を根拠に調子にのって、2つ目のシェアハウスのリノベプランを大きく拡大していく様をお届けいたします。


『暮らす実験室 SIKA はじまりの物語』
私たちは、大分県竹田市という小さな都市の城下町で2つのシェアハウスを運営しています。<暮らし方の実験を>をテーマにしていて、その名も「暮らす実験室」。これは2022年11月にオープンしたばかりの2つ目のシェアハウス「暮らす実験室 SIKA」が、1年半のセルフリノベーションを経てできるまでのあれこれを物語として綴ったものです。<毎週金曜日更新>


そして、新しいシェアハウスのリノベーションに突入

新しい物件を前に「ああしたい」「こうしたい」と想像を膨らませました。

お決まりのPinterest漁りからはじめます。

みなさま、Pinterest使ってますか?画像や動画の検索サイトなのですが、世界中のイメージを探索することができ、インテリアのアイデア探しにもってこいなのです。

どの部屋にも机と椅子とベッドを置いて、個室でもくつろいだり、仕事ができるように。収納は各部屋にたっぷりと。オープン収納じゃなく隠せる収納に。リビングは日当たりがいい部屋にうつす。みんなが集まりたくなるにはどんな工夫が可能かな?

考えながら、各部屋のリノベーションをイメージにしていきます。

その時の資料?がこちら。


ほほほ。妄想がすてきに詰まっております。

まずは、リビングからリノベーションに着手

はじめは、ベランダのある部屋のみをリビングにするつもりでした

壁を壊し、2部屋をつなげて広いリビングにするというアイデアもあったけど、入居できる人数が減ってしまうし、大変そうだから、小さめだけど居心地がいい空間を作ろうと思っていました

「ぜったい、壁、ぶちぬいた方がいい!」

でも、ちょうどその日、ボランティアとしてきてくれた、お友だちのむつこさんが

「え〜〜!!!ぶちぬきたい!!!!ぜったい、壁、ぶちぬいた方がいい」

と言ったのです。


まさにその日の写真!右後ろにいる女性がむつこさん

2階の2つの部屋を区切っている壁を壊し、2つの部屋を繋ぎ、生まれた大きな部屋をリビングとした方がいいと言うのです。

リビング側から見た、2部屋の間の壁
もうひとつの部屋からみた、2部屋の間の壁

「階段を上がって、個室があってから、奥にリビングがあるんじゃなく、階段上がって、すぐにリビングっていう、つながりがいいと思うの」

「もっというと、階段の上の壁も抜いて、階段あがったら、リビングのひとと、もうヤッホーみたいに会話できる感じ?それがいいと思うの!」

と力説してくれたのであります。

その様子を想像してみました…。

壁を壊しふた部屋を繋いだ場合、この立ち位置からもう、リビングがはじまることになる。写真に写っている壁が全部なくなって、奥の部屋の明かりが差し込んでくる‥。

どうですか?

ぜったいその方がいいですよね?リビングが広いだけでなく、自然なコミュニケーションのきっかけが生まれ、動線的にもリビングに行きやすくなり、人が集まりやすくなる。

我が家の「棟梁」(…いや「トーリョー」くらいか)である夫まさしさんに相談したところ、いいんじゃない、と。

良さそうだけど大変そうだから、と葬ったアイデアを、わたしたちはかる〜く復活させ、広く大きなリビングを作りはじめたのでございます。

壁を壊すことの影響を知らなかったわたしたち

さて、その時点でわたしたちは、新たに壁を作った経験はあったけれど、壊したことはありませんでした

壁を作っている時の様子

そして、壁をつくることができるんなら、壊すなんてかんたんでしょ?とも思っていたかもしれません。自覚はしていなかったけど、そうだったんだと思います。

知らなかったのです。一面の壁を壊したら、接している2つの壁も当然傷つくし、接している天井も一部壊れることになる。つまり作業がぜったいに超増える。がれきの処理もめっちゃ大変。壊すにはいろんなものがついてくるって!

次回は、そんな、なにも考えず壁を壊しちゃった体験談をお届けしましょう。
<毎週金曜日更新>


毎週金曜日に「暮らす実験室 SIKA はじまりの物語」を更新していきます。
何も考えず壁も屋根もぶっ壊してあたふたしたり。
シロアリ被害に泣いたり。
進まなすぎて行き詰まり?私がまさしをボコボコに殴ったり!
ほんとうにたくさんの人が助けに来てくれたり。
いろんな出来事を、書き残して行こうと思います。
ぜひ、フォローしてチェックしてみてくださいね。

>>暮らす実験室 SIKAはこんな場所

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