日本の伝統色を洋服で楽しむ
こんにちは。
IKIJIプロジェクトマネージャーの近江です。
今回は、IKIJIの色名についてお話したいと思います。
IKIJIの商品は、色名を和色で表記しています。例えば、紺、白。これは普通ですね。では、檳榔子や支子色などはどうでしょう?中々聞かない色名ですよね。皆様は読めますか?答えは一番下に。
ちなみにIKIJIの色名は、私がコレクションサンプルを見ながら決めています。日本には色々な色名があり、紺を1つ取ってみても、茄子紺や藍など1つではありません。しかし、英語だとNAVYでほぼ終わりです。色々な色があるにもかかわらず、一つで表現するのはもったいないので、和色表記にしています。
上記がIKIJIで使用したことのある和色の一覧ですが、これはほんの一部です。
色名を見て、「漢字が読めるかな?どんな色なのかな?どんな意味があるのかな?」と、楽しんでもらえれば嬉しいです。
ちなみに22年春夏シーズンは、茅色(カヤイロ)、浅緋(アサアケ)、青白磁(セイハクジ)などを使用しています。
茅色(カヤイロ)は、茅葺屋根のような色だなと思い付けました。今シーズンは、ウールのTシャツなどに使用しています。
同じウールTシャツに使用しているのが、浅緋(アサアケ)です。こちらは綺麗なピンク色でコーディネートのワンポイントとして着ていただくのがおすすめです。
青白磁(セイハクジ)は、鮮やかなブルーで数年前にも使用したことのある色名です。リネンのコートに使用していますが、鮮やかなブルーとリネンの涼しさがより商品を引き立たせています。
これらの商品は店舗やオンラインサイトで販売しておりますので、ぜひチェックしてみてください。その際に色名も注目してみてくださいね。
<答え>
檳榔子:ビンロウジ
檳榔子染は檳榔樹の実を染料として染めた黒褐色のこと。別名、檳榔子黒とも呼ばれ、藍を下染めに檳榔樹の実で染められた最高級の黒染めの色。
支子色:クチナシイロ
クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色。こちらも、延喜式に記述のある日本古来よりある色ですが、一時禁忌とされたことも有り。
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