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腸のこと知ってますか?
「腸活」「美腸」「腸内洗浄」腸についてたくさんの言葉が溢れていますが、実際腸がどのような働きを持っているかご存知でしょうか?
腸は第二の脳
腸は「第二の脳」と呼ばれています。
このように呼ばれるのは、腸には多くの神経細胞が存在しており、自律神経の支配下の下、本人の意思とは関係なく24時間稼働しているからです。
また、腸内の臓器は腸内神経細胞が直接指令を出して動かしており、これも「第二の脳」と呼ばれる理由です。
脳と腸の関係
脳と腸には特別な関係があります。
よく「ストレスでお腹が痛くなった」と聞くことがありますよね。
これは脳で受けたストレスが自律神経を介して腸に伝わり、影響を及ぼしているのです。
この脳と腸の関係は「脳腸相関」と呼ばれており、深い関係性があることを示しています。
腸の働きとは
腸が持つ働きは大きく4つあります。
①食べ物を消化する(小腸)
②不要物を体外に排出する準備をする。つまり便をつくる。(大腸)
③便を出す。(直腸)
④免疫機能 ← “重要機能”
これらの機能は正常に働いているときは問題ありませんが、どこか一つでも異常をきたすと大きく体調を崩すことになります。
特に「免疫機能」が異常をきたすと非常にやっかいです。
それほど腸の持つ働きは身体に大きく影響します。
腸内細菌
腸には100種 100兆個もの細菌がいると言われています。
これはヒトの細胞が60兆個言われているので、どれだけ多いかよく分かりますね。
重さに換算すると1kgほどにもなるそうです。
これら多くの細菌が集まって「腸内フローラ」(腸内細菌叢)を形成しているんですね。