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始まる前から負けている事も。

リハビリにしてもパーソナルトレーニングにしても、始まる前から負けていることがある。つまり、始まる前から効果を出せないと決まっているときや、次回も予約してくれないであろう負け戦になるときがある。

こんばんは。

寒くなってきましたが、冷水シャワーで免疫力を高めている、たからです。

今日は、働き方についてのお話。

先日嬉しい出来事がありました。

デイサービスに通われている男性に言ってもらったことなんですが、

「毎週この曜日は予定を入れないようにしている、家に居ても話したりすることないし、先生に診てもらって、話したりするのが楽しみなんだ」と。

そんな素直に楽しみにしているとか言わなそうな男性なのになあ。

それが何だか嬉しかったです。

そして、同時に自分を振り返る機会にもなりました。

師匠に言われたこと

「職場を自分の城だと思って勤めてみなさい。」

現状も、自他共に認める自分の城なので、意識はしていましたが、

利用者との関係が出来てくるほどに、

なあなあにしてしまう部分がある。

これくらいは許してくれるかあ。っていう部分が出てくる。

それはお互い様であり、それが良い関係になることもあるけどね。

この人は受け入れが悪いから、これくらいのマッサージをしておけばいい。

運動に対して否定的だから、運動療法ではなかなか上手くいかない。

痛みに敏感だからあまり動かすことも出来ない。

と思って始めたリハビリもパーソナルトレーニングは効果がある訳が無い。

負け戦にしている。それも相手ではなく、自分で。

どれくらい、じゃあどうするか?を考えられるか。

受け入れが悪い時に、じゃあどうやったら受け入れてもらえるか。

運動に対して、じゃあどうやったら楽しんでもらえるか。

痛みに対して、どうやって考えてもらえるか。

デイサービスの利用者さんからの

毎週楽しみにしている。という言葉を聞いて

どれくらい楽しませてあげられる準備をしているか、

工夫をしているか、を改めて考えるきっかけになった。

落ちている埃やゴミを放っておいてないかな。

このイスが整っていない感じ、はどう思うかな。

施設の温度や湿度、香りはどんな工夫が居るかな。

体操はどうやったら楽しんでもらえるかな。

音楽は何をかけたら、嬉しいかな。

機器はどんなものを用意したら運動したくなるかな。

どういうスタッフが居たら、行きたくなるかな。

どういう始まりと終わりにしたら、次も来たくなるかな。

出来ない理由を探すより、じゃあどうするかを探した方が。

そういう思考の方が、楽しいし、良いよね。

少なくとも始まる前から負けていないように頑張ります。

いつもありがとうございます。

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