スランプについて
💡 絵を描いていてスランプが起きる。
なぜそのようなことが起きるのか個人的な見解と解決についてまとめさせていただきました。
適当に読んでください。
1目標をつくる インプット(感動)をする
私が絵において最も重要だと考えているのは感動です。
綺麗・可愛い・かっこいい
上記のように感情が動いたものを自分の中に取り込み、アウトプットする行為が絵を描く行為だと考えています。
しかし絵はいつのまにか上手に書くことが目的になってしまうことが多くあり、自分が書きたいものに対する解像度が下がることで絵のクオリティや集中力は下がっていきます。
そのような場合は、自分の身の回りで感動したものをフォルダなどにまとめて、どこが良かったのか美しかったと感じたのかまとめてみましょう。(イラストであれば良いと思った部分を〇で囲んでメモを入れるなど)
その後どうすればその素敵な部分を自分の絵に取りこめるのか考えてみましょう。
また絵を描く前にどういう印象を与えたいのかよく考えましょう、感触や匂い、湿度など自分が描きたいものを文章化することで頭の中が整理されます。また、模倣の存在しない絵などないのでどんどんパクっていきましょう。
近年トレパクなどの問題がありますが、著作権フリーのものにはトレース可能なものもあるので、バンバン使いましょう。
あと、実はトレースしたり素材を使うのはまた別の技術が必要なので意外と上手くいきません。 使いこなせる人すごい…!
2一度絵を描くことから離れる
スランプになっている人間にとっては苦しい選択かもしれませんが、一度絵から離れることで気持ちをリセットできることがあります。
今はSNSで上手な絵がたくさん流れてきます。
また「いいね」の数値化された価値で測られることが当たり前になっている今では、他人との比較でメンタル的にも不安定になりやすいですね。
もしそのような状況に対して不安を感じているのであれば一度絵を描くこと見ることから離れるほうが得策かもしれません。
外を散歩したり、後回しになっていた部屋の掃除や自分の食生活を見直すなど生活の基盤を1度整えてから、絵を書くことをお勧めします。
メンタルがダメになっている状態では何をしてもうまくいきません、なんてことのないように思いますが非常に大事なことだと思います。
気が向いた時に「やってみようかな」と思えたのなら勝ちかな〜と思います。
3自分が楽しいと感じられる技法を使う
もう一つの可能性として絵の描き方自体にストレスを感じていることがあります。
私も昔は線画を描いてから塗るというスタイルをとっていましたが、その書き方だと非常にストレスがかかることが数年かかってわかりました。
今では雑な線画を書いた後に上から塗りつぶして厚塗りのような形で書いています。
私のように本来の力を発揮することができる技法に出会っていないという可能性があるので、周りの人の書き方にとらわれずいろいろな技法を試してみてはいかがでしょうか。
またデジタルだけでなくアナログでも書いてみることをお勧めします。仮にうまくいかなかったとしても新しいことに挑戦したという刺激は残るので、いつもと同じ描き方をするよりも良い事だと考えています。
上手く描けるかどうかよりも、楽しく気持ちよく描ける方法を見つけていきましょう。
4モチベーションアップさせるための投資を行う
1と似ているのですが、技法書や画集を買うことでモチベーションアップにつなげることができます。
これは私だけの感覚かもしれませんが、SNSで絵を見るよりも実際に手にとって本で絵を見るほうが記憶に残る気がします。
SNSを見ている時の脳は、無駄な情報を省いて処理するような感覚が強いので記憶に残りづらいイメージです。実際に手を取って匂いを嗅いで紙の質感を感じながら絵を見るという行為が脳への良い刺激となると考えています。無理のない範囲で投資をしてみましょう
5 描くことに対するハードルを下げる
これはちゃんと描かなきゃ…とかレベルアップしたいという気持ちが強い方に起こりがちなのですが、絵を描くハードルが上がっていることがあります。(私もよく起こります)
みなさんは友達と集まってラクガキをした事はありますか?私は友達とドラえもんやクレヨンしんちゃんや流行っている芸能人を描いたりしていました。その頃は自分のイラストをどう描いてどう評価されるかではなく、絵を純粋に楽しめていました。
ハードルが上がっているなと感じたら絵を描くのではなく、絵で遊ぶ感覚で描きましょう。
色をぐちゃぐちゃにぬったり、絵しりとりをしたり。目隠しをして描いたり、左手で描いてみるなど、遊びのレベルまで絵の感覚を落とします。
とりあえず描く、1分でいいです。そうすることですこーし絵に近づくことができます。
もしかしたら「こんな事しても…」と焦ってしまうかもしれませんが、絵なんてそんなものかなーと思います、、
それを繰り返しているうちに、「まぁラクガキでも描くか…」となればいいかなと思いましょう。絶対描けるようにならなきゃ…!と焦ると絵は遠ざかっていきます。
まぁいいか、といったグレーゾーンの感情を保ちましょう。焦ると何もいいことは起きません。
これで一旦スランプの脱し方についての説明は終わりになります。
ストイックに鍛えたい人には少し緩すぎる内容だったかと思いますが参考になれば幸いです。
以下おすすめの技法書、画集
※あくまで私自身のおすすめですが、どんな人が持っていてもまあまあ役に立つかなという印象です…! もし好きな作品やイラストレーターの方がいる場合はその方の画集や技法書を購入した方が良いかと思います。
技法書として良いか悪いかよりテンションが上がる方が大事な気がします。
作画添削教室 神技作画シリーズ
足の描き方体の書き方のように部分部分で分解するのではなくどのようにすれば意図が伝わるかという演出の面を主に取り扱っている本になります。
一見上手い絵に見えても何が間違っているのかを的確に指摘してくれています。
販売リンク
https://www.amazon.co.jp/作画添削教室-神技作画シリーズ-押山-清高/dp/4046041633
吉成曜画集 ラクガキ編
アニメーターの方の画集になります。
全体的にラフな絵が多いものも躍動感のあるイラストが多く、体のぎこちなさなどに悩んでる場合は非常に参考になると思います。非常に迫力のある絵で見ているだけでモチベーションが出てくるので持っていて損はないかなと思います。
販売リンク
イラストレーション編もかなりいいので気になれば是非買ってみてください↓
以上となります。
これから良いお絵描きライフを送れることを願っております。