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『こもれび』~修了(卒業)文集から~
せんだい豊齢学園修了文集 『於毛登(おもと)』に掲載された文章をご紹介します。※内容は在学中の秋に書かれたものです
平成28年度修了生 K.K さん
深まりゆく秋を感じながら、そびえ立つ木々の木漏れ日の中、公園
のすでに落葉し、カサカサと音のする土の上をゆっくりと歩く。
「あー空気が美味しい…。」と木々の間から見え隠れする青空を仰ぎ
みつつ深呼吸を…。
まわりの喧騒も耳に入らず自分の想いに浸る至福のひととき。
すでに卒園している友人からの勧めもあって学園に入学。
卒園後も大切な友人達と何かで繫がりを持てる事が出来たら、幸せと思います。
“もう春を待つばかり”
青葉山、台原森林公園から文学館、大河原から船岡迄の桜並木、
蔵王連峰を眺めながら膨らみかけた桜の蕾、又は開花が始まりかけた頃に木漏れ日の中…。
と、同時に春の息吹を身体全体に感じ、今ある自分自身に感謝をし萌葱色の若葉の下、友人達とゆったりとした時間を持つ事ができたら。
まっすぐ天に向かっている立木に触れたり、耳を直接あてたり、身体に木々の持っているパワーが入ってくるのが実感できます。
古木の桜には
「よく頑張っているね。今年も元気な花を咲かせてね。」
もう木肌にコブがありカサカサし、腰?も曲がっているのに根の近く
に小さい蕾をつけた幼い桜の小枝。お母さん古木に感謝をし、小さい蕾を両手で包み込んで「エライ、エライ。」と毎年のように声をかけております。
今年も元気とパワーを頂きに…と思っております。
仰ぎみた時のどこまでも透き通った青い空、重なりあった葉の透明
感!!不思議な感覚が湧いてきます。
そして今を迎える事に幸せと感謝を…。
忙しい日々を通している昨今、たまには友人達と楽しい時間を持てたらと思っています。
おわり
【修了文集表題『於毛登(おもと)』について】
1.万年青
ユリ科の常緑多年草。葉は厚くてつやがあり、一年中緑色をしている。
夏、黄緑色の花が咲く。果実は赤い
2.御許
あなた、相手を親しんでよぶ言葉。(多くは婦人に使われる)
※修了生本人の承諾を得たうえで一部改変の上掲載しています。
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