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YouTube「ORIGAMI」絶賛公開中!

「机に紙があるとね、自然に指が動くのね。触手のようにね、指が自然と紙に反応するの」

 松飾りがとれて間もない1月半ば、せんだい豊齢ネットワーク加盟サークル「ORIGAMIあんだんて」主催により、東北電力グリーンプラザで「シルバー創作展示会」が開催されました。
 コロナウイルスの影響で延期となった昨年の展示会。折り紙たちは期待に紙を膨らませ、季節感あふれる造形美となってコーナーを彩りました。現代のようなデジタル機器が娯楽の一部としてなかった時代、折り紙は幼少時代に誰もが手にした遊びのひとつ。誇るべき日本の伝統文化として脈々と受け継がれ、更には多くの愛好者によって世界に普及しています。

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「ORIGAMIあんだんて」の皆さんが展示会に作品を飾られたとき、皆さんのお顔は少女時代に戻られたようにはつらつと輝き、丁寧に作られた作品の数々は命を宿した紙の生命体のようでした。折り紙のひな人形を目の前で作っていただいたのですが、作っているあいだに「あら~半襟すてき!」「ヘアースタイル決まってるわ~~!!」など合いの手が入り、出来上がりが近くなるにつれ声に喜びが溢れます。
完成するごとに拍手が湧き、笑顔がはじけ、撮影会場はさながら女子高の放課後のよう。

「これはこうして畳むでしょ、折り筋が立つでしょ、段折して紙の際(きわ)を潰すのね」

折り紙言葉とは何て気持ちが良いのでしょう。響きの心地良さに、撮影していることを忘れて聞き入ってしまったほどです。

 折り紙は一枚の紙に山と谷があり、折り返しがあり、表裏一体となってひとつの形を作ります。自分の手の中に作りたいイメージがあり、ゴールがあり、失敗したら何度だって折り直すことができます。
 久しぶりに折り紙を折ってみてください。改めて紙を折る指先の動きを眺めてみてください。昔覚えた指の感覚は自分が思っていた以上に鋭敏で、しなやかな動きに心がほぐれていくはずです。(動画制作担当S・Y)

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