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せんだい豊齢学園 夏期特別講座「みんなで楽しむ おもしろ美術館」レポート

 7月27日。台風の統計を開始した1951年以降、宮城県上陸が初めてとテレビで言われる中。

 当日ギリギリまで開催するか、悩んでいたのが嘘のように、雨が止み、晴れ間が出て。無事「みんなで楽しむ おもしろ美術館」を開催することができました。

 講師の渡辺雄彦(わたなべ たけひこ)先生は、御年88才。
 福島県相馬市のお生まれで、宮城教育大学名誉教授をはじめ、日展審査員、日洋会理事、そしてカルチャーセンターの講師として、現役でご活躍中の先生です。

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 渡辺先生が長年考案してきた講座で、世界的な名作をはじめ、仙台・宮城ゆかりの作家・作品などの映像を見ながら、分かりやすい言葉遣いで、初心者でも楽しめる内容でした。

 「何に引き込まれ、何に感動し、どう伝えたいのか」
 昔のカメラのように。ピントを絞ってから撮るように、絵もまた同じように描く。何かにピントを合わせ、その感動を相手に伝えるように描くことが、絵を素敵に描くポイントのようです。

 「明日やることがある人が、長生きする」
 明日あれをやろう、明日はこうしよう、何でもいいそうです。やることがない人より、明日用事がある人が、長生きをするそうですよ。

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                ※渡辺先生の作品。マスク姿の自画像。 

 お話したいことが満載で、時間がオーバーとなりましたが・・・・

 「時間ピッタリな講演でした」「講義時間がとても短く思いました」「有意義な時間でした!」という声をいただき、また「ぜひpart2をお願いしたい」「先生の話を聞く機会をまた作って欲しい」と、とてもうれしいご意見もいただきました。

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               ※渡辺先生の作品。3.11震災をテーマに。

 講座の中では失敗談・美術の裏話など含め、渡辺先生の培ってきた経験を余すことなく教えていただきました。
 また先生のお姿に、いつまでも若々しく、生涯現役で、自分の好きな事を続けることが出来ることも教えていただき、元気と勇気をもらった講座でした。