ハンデのある子猫と優しいオトナ猫
重度の結膜炎で生後まもなく保護された子猫を我が家に迎え入れ、初めは何が来たのか突然来た黒い生き物に困惑するオトナ猫達
何かが来たがどうしていいのかわからない。
近寄ると「ふー」といわれるので離れて観察する次女麦
怖がってテーブルの下が定位置の子猫
名前はるい。
長女があんず酒
次女が麦酒
三女なのでルイ13世
我が家では代々酒の名前でつながっている。
次女麦はトリマーの専門学校で兄妹と共に保護され大人になるまで兄妹と一緒に育った。
そのせいか、なにかと傍にいて構おうとする優しいオトナ猫だ。
だが。
構いたいが、構われすぎて迷惑がる子猫るい。
ストーカーチックになるときもある。
子猫相手に手加減して上手に遊ぶ、優しいお姉さん猫の姿も微笑ましい。
我が家に来て一か月ほどたったころだっただろうか?
るいに異変が。
歩く時に「ニヤっ」「ニヤっ」と鳴きながら歩く。
オトナ猫たちは、新しく来た小さな妹が鳴きながら歩くと心配して様子を見に来る。
長女あんずは心配してトイレまで覗きに来てしまうのだ。
どこかが悪いのだろう。
オトナ猫なりに子猫を心配する様子を垣間見る。
獣医が告げた言葉。
脳炎かFIVの恐れがある。
根拠として生後4か月なのに2か月の体重しかないことからFIVの恐れが高い。FIVであれば1年以内に大人になれずに死にます。
痛みに鳴く子猫。
遊びたい盛りなはずなのに猫じゃらしを目で追うことしかできない。
オトナ猫達は、そばにいつもいた。
遊ぶときは必ず手加減を見せる。
ホントはもっと遊びたいだろう。
次女麦は1歳。遊びたくって仕方がない年だった。
だが、若い猫らしく追いかけっこしたり飛びついたり。
この小さなハンデのある子猫には決してしない。
オトナ猫同士がタックルして遊ぶ様子をみると、やはり具合の悪い妹に気を使ってる様子が伺える。
舐めてない部分はないか?
チェックしに来る長女あんず
病状も落ち着き、脳炎もFIVもいったいどこへ行ったのだろう?
骨瘤で痛みはあるもの少しずつ体重は増え、命の危険はなくなった!
避妊手術も無事に迎えることができる。
帰宅後、側から離れない次女麦
まだ泣きながら歩くが電気毛布の上で少しだけど遊べるように。
なんだかんだで、大きくなっても心配するオトナ猫達。
もう子猫じゃないよ?といった顔の三女るい。
人はハンデのある方に出会うと、どう立ち振る舞っていいのか自分自身に戸惑うもの。
我が家のオトナ猫も同じだっただろう。
だが、誰に相談することもアドバイスをもらうこともできない彼女達はわからないなりに思いやり、見守り、慈しんだ。
私にこの小さな偉大な生き物を超えることはできない。
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