【超速まとめ】みずほFG 坂井社長 システム障害に関する記者会見
どうも、イケてるIT品質管理です。
みずほ銀行で2月末~3月中旬にかけて発生した4件のシステム障害に関して、3/17 17時から、みずほFG 坂井社長による記者会見が行われました。
まだQ&Aが続いていますが、超速まとめとしてアップします
総括
体制面
・外部の識者、専門家からなるシステム障害特別調査委員会の設置
・社外取締役によるシステム障害対応検証委員会の設置
・みずほ銀行 頭取人事の凍結
システム障害の原因調査・再発防止について
・4つの障害に共通の原因や、直接的な因果関係は判明していないが、個別の要因が重なっただけとは考えていない
・MINORI(新システム)に移行して2年経ったが、システムへの過信や安定稼働が続いての気のゆるみ・体制のゆるみが無かったか、抽象論ではなく検証していく
各障害の調査状況についても触れられました
2/28 ATM障害
・期末時期を避け、3/15までで臨時作業をスケジュールした
・月末ではあるが、定期性預金は流動性預金と比較して処理量が少ないため対応可能と判断したが、定期預金の一部ファイル(?)の容量リミットに考慮が及ばなかった
・通帳/カードのATMへの取り込み事象について、他社と比較して取り込みとする範囲が広いと認識した。お客様の取引が不整合となる場合を除き、取り込みをしないよう設定変更する
・お客様対応の面では、増員・連絡体制・駆け付け態勢などの検討が必要と考えている
3/3 ATM障害(Network瞬断)
・直接原因は機器障害だが、22台で通帳/カードの取り込みがあった。ATMシステムの設定に問題があると考えている。
3/7 定期預金取引の一部停止
・カードローンの利息プログラムの修正が、他のプログラムに及ぼす影響の調査洩れがあった
・開発管理面での問題ととらえており、システム開発標準の遵守性や多層的なチェックについて検証していく
・考慮洩れという意味で、2/28の障害と同様と考えている
3/19 外為取引遅延
・ハードウェア障害からの復旧に7時間を要し、集中記帳処理に影響を与えた
・復旧手順は順調だったが、外為処理には手順に問題があった(?)
・ハードウェアに関してはベンダー交えて詳細に検討をしていく
・集中記帳処理の復旧手順もさらに詳しくみていく
ではまた!
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