ラフティング世界選手権日本大会回想記①
2017年10月、日本で初開催となるラフティング世界選手権が徳島県三好市・高知県大豊町の吉野川で行われた。あれからもう7年以上たち記憶も曖昧なのだが、覚えている範囲でここにも残しておこうと思う。とても一度では書ききれないので何回かに分けて書いていきたい。
始まりは2014年の年末。元々、地元の有志の方がぜひ吉野川でラフティングの世界選手権を開催したいと言う思いがあり2017年の大会への入札期限が迫っている頃だった。そう言った声が以前からあったことは知っていたが、なかなか具体的なアクションを取れずにいたが、協会や吉野川で活動している女子チームのメンバーが集まって立候補する方向で話がまとまった。入札は決まったフォームがありそれを埋めていく作業だったが、何より誰が責任者:オーガナイザーをするかそれを決める必要があった。大方の予想は長年ラフティングレースの普及の為、大会運営などの経験があったDaigoさんがやるものだと思っていたが、東京ベースで自分でビジネスもしていることから、四国での大会運営の中心に入るのは難しいとのこと。じゃあ自分がやるしかないかと手を挙げた。
そこからは、協会の理事や女子チームのメンバーで手分けして急ピッチで入札書類を作り期限ギリギリの12月30日に書類をIRF:International Rafting Federationに提出した。
IRFはpositiveな反応で、他に立候補がないこともわかった。とは言え、IRFも現地を見ずに決めることはできないので、視察した上で決定すると言う通知が来た。本当に世界選手権が来てしまうかもしれない。これはヤバいことになったと思った。
僕自身、それまでに世界選手権には8回出ていたが、オーガナイザーは大体5−60代の業界で言う大御所の人たちだったので当時30代だった僕に務まるのか、全くの未知数だった。とは言え、地元三好市も市を上げて取り組み始め、観光課の中にラフティング世界選手権推進室なるものも出来た。
2015年6月にIRF会長のJoeが日本選手権を視察に来ることが決まり、話は具体的に進み始めた。
続く
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