🇯🇵と🇲🇭の違い
一週間だけ日本に帰ると言うのは初めての経験で、色々感じることがあったので備忘録として書いてみる。
1つ目は、まず帰国して感じたこと。
これは毎回帰国すると感じることだが、とにかくスピードが速いと言うこと。歩くのも話すのも車も電車も。人の行動そのものや移動がとにかく速い。これに伴って行動範囲も広がる。
マーシャル諸島のEbeye島は南北1.5km、東西2-300mの小さな島なので、行動範囲は限られている。今日の僕の行動範囲は住んでいるアパートを中心に半径500mで収まる。日本では60km離れた会社に通っているので、その差は歴然だ。
特に急がなくても歩いて20分あれば島のどこでも行けるので、車もギアを繋いだらアクセルは踏まない運転だし、急いで移動する必要がない。日本人は離れた場所に時間をかけずに移動したいので車や電車で移動するが、こちらは暑くて歩きたくないから歩くのとさほど時間が変わらないが、1ドル払ってタクシーに乗る。
2つ目は物価の安さだ。最近は食料品などの値上がりがニュースになっている様だが、この島の物価からするととんでもなく安い。新鮮で生でも食べられる卵が1パック200円くらいで帰る。Ebeyeではその時にも寄るが$5-8する。今の為替だと750-900円だ。その上腐っているのがあったりするので、ケチな僕は卵を買わないが。
飯も何を食べても美味い。米も米自体に甘味があるので納豆ご飯なんてシンプルでいて最高に旨い。寿司、ラーメン、しゃぶしゃぶ、カレー、餃子、煮物、味噌汁などなど一週間で限られた食事の回数しかなかったが、それでも全て安くて美味かった。しかも1000円出せば腹も満たされ幸せな気持ちになる。Ebeyeはレストランが1軒しかないが、どのメニューも$12-15くらいする。しかも味は...まぁ旨くも不味くないという感じだ。なので来客との会食以外は外食しない。
3つ目は静かだということ。
電車の中は電車が走る音と社内アナウンスしか基本的に聞こえないし、家にいても外の音はあまり聞こえない。
Ebeyeに帰って来て今日改めて感じたのはうるさいと言うこと。日中現場にいれば機会や重機、トンカチを叩く音、あとは風の音が常にするし、現場なので声を張らないと聞こえないので話し声が大きい。アパートに帰ってもあちこちから爆音で音楽が聞こえる。日本であの音量で誰かが音楽を流していたら間違いなく通報される。
総じて日本は暮らしやすいと改めて思ったが、裏を返すとEbeyeの社会も良い点もあると気付いた。爆音で夜中まで音楽が流れていてももちろん警察も来ないし、隣から怒鳴られるなんて事もない。島の殆どが家族や知り合いだし、爆音で音楽が流れている事なんて別に気にしない。よく言えば寛容だ。
それに比べると日本はちょっと窮屈に感じる。周りの人達の目を気にし過ぎている様に思うときが時々ある。
どちらが良いと言われればもちろん日本だが、他人を慮るのは日本人特有の感覚だと思うが、too muchに他人の目を気にしていたり、他人と距離を保ったりしている気がする。その代償なのかSNSとかでは繋がりを求めていたりするので、物理的な繋がりの薄さをdigitalで補ってバランスをとっている様な気もする。
何となくそんなことを思った。