マーシャル諸島の年越し

2025年が始まった。
12/31仕事納めをして、1/1仕事始め。
実際はただカレンダーの日付が1日進んだだけだ。

とはいえ、マーシャル諸島での年越しも今回が最後になるだろうから、何となく雰囲気は味わいたいと思っていたら、取引先の人が年越しパーティに誘ってくれたので仕事が終わってから出かけた。

会場に着くと40-50人くらい集まっていたので驚いたが、家族がみんな集まってみんなで年越しをするのは日本とも共通する。豚の丸焼きや魚など、豪華な料理が用意され、クリスマスプレゼントが用意され子供たちが一人ひとりサンタさんからのプレゼントを受け取る。家族の単位が大きいマーシャルならではの年越しはなかなか興味深い。プロジェクトの客先である電力会社のGMも来ていて、少しの時間だったが顔を出せてよかった。

マーシャル諸島での年越しは一年でも一番騒がしい。クリスマスは宗教行事なのでみんな教会に行って歌を歌ったり踊ったりと割と型式ばった感じだが、年越しはもっとフランクで馬鹿騒ぎといった感じだ。面白いのは、家族や友人の家を訪れて新年を祝う歌を歌いお菓子をもらうという風習だ。子供はグループになって色々な家を周り歌って踊ってお菓子をもらう。ハロウィンのようなイメージだが、これを大晦日から元旦の明け方にかけて夜通しやる。もちろん除夜の鐘はないので、その代わりなのか、パトカーがサイレンを鳴らして街を回る。これが新年を迎えた合図だ。日本のような情緒はないが、島全体、みんなで新年をお祝いするのはなかなかいい風習だなと感じた。


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