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風水を足元から支える 〜オーソティクスの解説を交えて〜 【第十三話】
11月11日(金)。この日は待ちに待った相棒を選びに行く日だ。
待ち合わせ場所は原宿駅前のIKEA。靴選びをお願いしたのは、久米島合宿を共にしたきのこさんである。
きのこさんには合宿中、大変お世話になった方の一人だ。一つ印象に残るものを挙げると9月14日の水曜日がある。この日は潜在意識カウンセリングの3日目、3チームに分かれて台風後の荒波を体感すべく、SUPで向かっていく日であった。
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撮影:ひとみさん
私は前日の晩から不安で仕方がなかった。その頃の私はというとまだSUPへの恐怖から抜け出せていない段階であり、逃げ出したい気持ちと戦っていた。沖へ繰り出す前、砂浜で1時間程度の待ち時間があ理、そこでカウンセリング練習のペアを組んだのがきのこさんであった。不安を言葉にすると、不思議なもので気持ちは少し軽くなるものである。話を聞いていただき、響く言葉をいただいたお陰で、私は比較的冷静に沖へと向かって行くことが出来た。詳細は第二話に譲りたい。
その他にも色々助けていただいたが、数えあげたら枚挙にいとまがない。
私は久米島合宿中、オーソティクスを製作していただいた。オーソティクス(orthotics)とは、カスタムオーダーメイドインソールの一種であり、師はなんと1997年から製作に携わってきたものだ。
師を知った時点で、オーソティクスについては関心があったし、師から”ああ、足悪いな、作った方が良いわ”と言われたことで製作を決意する。
事実、私の足は悪い。高校2年の時、野球の試合で左足首を骨折(腓骨骨折、内側側副靱帯損傷。つまり、靭帯も緩い)して以来、左右の足の感覚が違う。定期的に何も無いところや小さな段差で左足首を外側に捻る癖がある。
そこで私はなんと、インソールを4足作製を提案される。
“えええ、いくらかかるんだよ・・”
私は2,3足程度だろうと高を括っていた。
”それを作れば、彼はやって来る”
── 映画「フィールド・オブ・ドリームス」より
エイミー・マディガン, レイ・リオッタ出演,1989.ユニバーサル・ピクチャーズ.
私の場合、インソール作製のテーマは、“少しずつ、段階を踏んで治す”。
1stステップで装着する相棒は、"ライトフィット FHL 左 ヒールリフト4mm”である。
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“Functional Hallus Limitus”
和訳すると、”母指背屈制限”になる
FHLの説明に関してはこちら
万能の治療薬がないのと同様、インソールも一つあれば万能ということはない。その段階、症状に合わせて複数の目的に合ったものが必要となる。
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私の手元に届いたのは11月8日のことである。
オーソティクスは作って終わりではない。インソールと足に合う靴を履くことで初めて真価が発揮される。ということで同行をお願いした目的地はニューバランスの原宿店。
何故ニューバランスなのかも説明しておく必要があるだろう。他のシューズブランドと異なり、ニューバランスはwidth(ウィズ:靴の幅、広さのこと)の選択肢が豊富なのだ。
例えば、同じ27.5cmのサイズを選択するにしても1種類の靴でも2,3種類の幅が存在する。つまり足の長さが同じでもその人の幅や甲の高さに合わせてフィットするシューズを選ぶことが出来るのだ。
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引用:New Balance Walking 880 v5 NB5
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本国アメリカではなんと6種類のwidth(足幅)を取り揃えている
発売当初時点では、日本で選べるwidthは1種類のみ
引用:New Balance Made in USA 990v6
靴選びは二人一組で行う。何故二人かというと、下記の様な筋肉反射テストの応用系を行い、ベストに近い靴を選ぶからだ。方法は下記を拝借する。
店舗に到着後、実際に靴を選び、インソールと合わせてまずは歩く。その後サイズが良さそうだったら、上記の押す動作を前後から行なっていただく。もし、押されて前後どちらかに動いてしまったら、その靴は自身にフィットしていない証拠。選び直しである。
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撮影:きのこさん
そんなこんなで、私の相棒を無事見つけることが出来た。なんと驚いたことに、以前の28cmのシューズを履いていたが、今回購入したのは26.5cm。記憶によると、26.5cmの靴を履くのは中学生以来。ずっと足に合っていない相棒を選んでいたことになる。
早速履いて帰路に着くと、右腰(広背筋の上部?)周辺に違和感が発生し、2日程続いた。初めてオーソティクスを経験する人にとって、部位の違和感は良くあることで、脳が揺れる様な感覚があったり、特定部位の筋肉痛が発生するなど個人差を伴う。
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数日履き続けた感想は、”今までにない感触”という言葉に尽きる。
私は寒い時期は手と足の先が冷えやすいが、靴を履くだけで足全体が温かくなってくるという不思議。
靴紐をキュッと締めれば、インソールにある土踏まずのアーチがしっかりと当たり、ミルキング・アクションが促進されるイメージ。
近所にゴミ出しへ行くにも、サンダルを履かず、わざわざ靴紐をしっかりと締めて、履いて行きたくなってしまう(実際にそうしている)。
履けば気持ちが前向きに。
前述した通り、私は左足首を何もない所で捻る癖がある。
何よりも嬉しいのは、オーソティクスの入った880を履くと、足首を捻る不安がよぎらないのだ。
しかも数日履いてみると、外側に荷重が掛かっていた左足が内側に掛かりやすくなっているではないか。
13年間悩まされてきた解が、そこにはあった。
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左足の荷重が外側に掛かっているイメージ
(少し大袈裟に外側に動かしています)
これが何もない所で足首を捻る原因となっている
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私が向き合ってきた家の風水問題。この靴を選びに行く前は嵐が巻き起こる、中々事態が進展しない、合宿の疲れが抜けずに体調も優れず、気持ちは後ろ向きで心が折れる寸前であった。
待ちに待った相棒を手にすることで、首の皮一枚繋がった様だ。
余談であるが、靴の購入後、きのこさんにマッスルテストをとっていただいたことがきっかけで、翌日から1週間欠かさず坐禅へと出掛けることになる。
近所の北鎌倉には、ほぼ毎日朝6時から坐禅を組ませていただけるお寺があるのだ。
気温の低い早朝は寒さに心が折れそうになるが、終えた後の”ああ、今日も伺って良かった”という充実感は筆舌尽くし難いものがある。
この場をお借りし、ご協力いただいた皆様に御礼を申し上げたい。
さて、家の片付けに戻ることとしよう。
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組み合わせ抽選会での一コマ
受講生それぞれがメッセージを受け取る
↑↑オーソティクスに関する理解を深めたい方は上記動画を。
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余談だが、私はMade in USAもしくはUKのニューバランスシューズしか購入したことがなかった。
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オーソティクスの足型取りの前に行う
ラテン語(印欧祖語?)のped、
ギリシャ語のpodは足(foot)の語源。
自転車のpedal、”三脚”を意味するtripod・・
そう、両方とも脚に関連する単語だ。