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泉健太の堅守防衛
今日、外交安全保障について、その政策分野に関する私の考えをお話しさせていただきます。私は1974年生まれで、現在50歳です。この中では最年少ではありますが、政治活動はかなり古くから行っています。小さい頃から社会党のファンであり、私の憧れは北海道の横路孝弘さんです。今も尊敬する人物は浅沼稲次郎さんです。とにかく平和は絶対に守らなければなりません。
一方で、私は欧米各国のリベラル勢力、場合によっては左派勢力とも言えるかもしれませんが、そういった勢力が政権交代を何度か経験していることを見てきました。国防に関しても、しっかりと逃げずにこの国を担ってきているのです。私は、日本のいわゆる左派政党も国を愛し、国を守らなければならないと考えています。それが国民の信頼にもつながると思っています。
我々は絶対に平和を守ります。私自身、国会議員になる前に戦没者の遺骨収集をずっと行ってきました。これは、たまたま今、大阪の森山浩行衆議院議員と国会議員になる前にフィリピンのスモーキーマウンテンに行った際のことです。そのフィールドワークで、フィリピンの山奥に日本の軍の石碑があり、こんなところでも戦ったのかと驚きました。そして、70年以上経ってもなお、そこに遺骨が帰ってきていないことに愕然としました。戦争は長期にわたり、多くの方々を悲しみの中に置き去りにしているのだと深刻に受け止めました。
その後、ニューギニア、またフィリピンで戦没者の遺骨収集を行ってきました。軍の幹部は守られた場所にいることが多いですが、現地の司令官も大抵は安全な場所にいます。従軍している兵隊や共に過ごす家族こそが、戦争の被害を受けるのです。先日、私は東京の大空襲の資料館も訪れましたが、本当に一般国民こそが被害に遭うのが戦争です。今、ウクライナやガザで起きていることも同じ状況です。その意味からも、絶対に平和を守ることを誓い、その上でこの国を守るための防衛力の整備を確実に行っていく必要があります。
私は北海道出身ですので、かつては対ロシア対策として陸上自衛隊を北海道に多く配置する戦略がありました。これはかつての民主党政権の時に行われたもので、実際にその古い配置を見直すことを進めてきました。隊員の効率化を図ることも含めて、現実的にこの安全保障政策を進めていきたいと思います。
その意味では、自衛隊員の待遇が非常に低い状況にあります。岸田政権は防衛力を強化しようと予算を増やしていますが、一方で自衛隊員の募集率が低下しているというアンバランスな状況です。最初から2%ありきというおかしな方針はおかしいと思いませんか?私たち立憲民主党は、この防衛政策の見直しを図っていきたいと考えています。こんな5年間で新たに防衛力を導入してしまったら、開発は2030年になるわ、現場は混乱するわ、その後安定的に防衛力を整備することもできなくなります。いろんな意味で歪みが生じているのです。こうしたことを見直すために、政権を変えていかなければならないと考えています。
また、国際的な枠組みについても重要です。私は昨年、アメリカとベトナムを訪問しました。今年もグアムの米軍基地を視察する予定でしたが、南海トラフの地震で行けませんでした。常に沖縄の基地負担軽減を図りつつ、アメリカとの同盟関係をしっかり保ちながら、日米地域協定の改定や他国間の連携を進めていく必要があります。他国間の連携で、様々な国の現状変更を抑えていく考え方を立党で進めてまいりました。党内の方々を中心に、若手全員でこの安全保障政策をまとめてきました。ぜひ、皆さんに安心して政権を任せていただける枠組みをこれまで作ってまいりました。どうか、泉健太を応援していただけます、よろしくお願いいたします。