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泉健太 災害ボランティアから防災大臣政務官になった

私自身、この立憲民主党がボトムアップの政党であることから、災害対策の意味でもずっとボトムで仕事をしてきました。
学生時代には阪神大震災があり、災害ボランティアとして数ヶ月間神戸に行きました。その後も、例えば福井県のナホトカ号重油流出事故に関連して重油回収に行かせていただき、福井の皆さんにお世話になりました。

また、国家議員に当選してからは中越地震がありましたが、この時は、まだ72時間ルールが明確ではありませんでした。ですから、地震直後にもう1人の国会議員と一緒に車を手配し、普通の災害関連用品は多分あるだろうと考え、あえて当時は哺乳瓶や離乳食、さらには哺乳瓶を洗う特殊なブラシなどを車にたくさん積んで中越に届けたこともあります。

また、消防団員として17年間活動してきた経験を生かし、国会でも現場に基づくマイクロマネジメントを進めています。現場から見えてくることはたくさんあります。例えば、消防団員は東日本大震災の時に最も過酷な遺体の捜索を行うことがあり、PTSDになる方もいます。そこで、研修をしっかり行おうという話をしたり、水防団員は災害時に河川の堤防に立ち、作業をしなければならないことから、救命についてあまり学ぶ機会がない事実にも目を向けてきました。このような課題を一つ一つ変えてきました。

民主党政権のときには防災担当政務官を務め、東日本大震災の際には政府と災害ボランティアをつなぐための災害ボランティア室の担当をさせていただきました。災害ボランティアが現地に行こうと思うと、最初に足止めがあることもあります。現在は非常に多様な災害ボランティアが存在し、一般の人々が後からバスで作業に行くボランティアもあれば、スーパーのレスキュー的な災害ボランティア団体もたくさんいます。こうした団体は警察や消防、自衛隊と同じタイミングで入りたいと思っています。
この時、2つの壁があります。1つは交通規制、もう1つは高速道路料金です。この壁をクリアするために、今度も地震発生時に私はネクスコと警察に交渉し、無料で行けるようにお願いしていました。
さらに、現地に急いで向かう中で、おそらく政府がある程度は動くであろうと考えましたが、政府が気づかないことは多分トイレです。トイレはすぐに埋まり、水も流れない中で皆さんが一番不快に思うのはトイレであるため、何とかしなければならないと思い、バキューム団体にすぐ電話をして全国から派遣してもらうことを提案しました。そして、環境省と折り合いをつけ、地元の業者さんを活かしつつ、様々な避難所で溜まったものを広域の処理場へ持っていく役割を果たし、石川の業者だけでは足りないので、全国から協力を得るスキームを作ることができました。

やるべきことは非常に多くあります。その一環として、豪雪対策もあります。立民主党では豪雪対策の特別措置法も作りました。これまでは、例えば離島振興法などで特定の離れ小島が助成されていましたが、合地帯に関する特別措置法に関しては交付金がなかったことから、これを立憲民主党が提言し、豪雪に対する特別保障を設けました。

実際、立憲民主党が災害対策に強い政党であるとわかっていただきたいです。何より、立憲民主党はボトムアップの政党であり、皆さんの生活の面から災害対策にアプローチしています。国の方で見せかけだけでなく、私たちは皆さんの生活が第一だと思って防災対策に取り組んでいます。
ぜひ、立憲民主党に再び政権を取らせていただきたいと考えています。そのために、私はこの先頭に立ちたいと思います。

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