
「変化を恐れるな。」
今日もブログ更新!
では、本題。
エド・キャットムル、エイミー・ワラスによる共著「ピクサー流 創造するちから」を読んだ。
ピクサーを共同設立し世界初のコンピュータ・アニメーション映画をつくるという夢をかなえ、
その後、経営者として才能あふれるクリエイターたちにチームとして実力を最大限に発揮させ、
そのクリエイティブ軍団を維持するために全精力を傾けてきたエド・キャットムルが自身の経営哲学をまとめたのが本書。
ピクサーの社員のデスクは、それぞれ好きに飾ることが許されている(というか奨励されている)ことは有名。
俺はそのイメージから、
なんとなく一人ひとりの個のクリエイティビティで戦ってるのかなと思っていたら全然違かった。
ピクサーは、個人のクリエイティビティを尊重しつつチームとしてメチャクチャ強かったんだよね。
この本はアイディアを生むヒント以外にも、
そういったチームを成り立たせるマネジメント術
も詳細に書かれていて多くのことを学ぶことができる。
この本を読んで生きる上でも、ビジネス上でも、
変化を恐れないことが何より大切なことだと知れた。
変化を恐れない姿勢をエド・キャットムルが常に持ち続けたから、
ピクサーは誕生し、大ヒット映画を創り出し、強固なマネジメントを確立できたんだ。
ウソであってほしいとどんなに願っても、変化は必ず起こる。
これは恐らく多くの人は心の奥底でわかっていること。
時代も、働き方も、トレンドも、お金も、人も、必ず変わる。
モノゴトは常に変わるべくして変わっているんだ。
では、その変化にどう対応していけばいいのか?
エドは変化を認め、面白いと思うことが大切だと語る。
変化は人生の醍醐味なんだと。
つまり、偶発性を恐れるのではなく、ありのままに受け止め、プラスにしようと考えるんだ。
なぜなら、予測不能な変化は独創性が生まれ・クリエイティビティが磨かれる土壌だからだ。
この考えができれば、不確実性や不安定等の目に見えていない潜在的な危険に気が付くことができる。
「ずっとこのままの状態でいられるワケがない」
と、リスクを考える余白を持つことが大切なんだ。
天国から地獄に堕ちた企業や人の事例はいくつもあるけど、その原因はここにある。
つまり、潜在的な危険に気づこうとせず変化に対応できなかったんだ。
どんな良い環境にも大きな危険が潜んでいるし、良いことが悪いことを隠すこともある。
「変化を恐れない」と「今を生きる」はイコールの関係でもある。
だって、変化は常に今起きているんだから、それを受け止め恐れないってことは今を生きているのと一緒でしょ。
変化は止めることができないし、今も止めることはできない。
だったら、変化を恐れない姿勢を持つべきだ。
変化に伴って必要になるのが、
適応能力・新鮮な思考・再起動だ。
変化に恐れるとき、不安になり安心確実な方を選びがちだけど実際には見かけほど安心確実じゃないんだよね。
だってそれは過去に、安心確実だっただけだから。
今はそれが通用するかわからない。
変化せず過去に拘るほうが危険かもしれないんだ。
変化に恐れない自分になるには、
新しい未知な挑戦をどんどんするべき。
新しい未知な挑戦をするということは、
挑戦した先の不確かな未来に向かって今を全力で生きているということになるし、
過去なんて今と未来に全く関係ないと思えるからね。
そして本を読んで新しい知識や思考をインプットをし、新鮮で柔らかい考えを持ち続けるんだ。