投資を断られたら
出資を受けるためにVC周りをしていると、まあ大半は断られることになるかと思います。
その際に大切なポイントがあります。
それは「なぜ投資を見送るになったのか理由を聞くこと」です。
VCとしてお断りメッセージをしていると、たまに「承知しました。差し支えなければ理由を教えていただけませんか」的なコメントを起業家から言われます。
そういう際、僕のスタンスとして、誠実に事業についての感想を述べるようにします。
「参入障壁が低い割にMoat構築が難しそうだから」とか「成長の根拠となる部分が弱い」とか、です。
そうすると、出来た起業家ならば「わかりました。次回までにそれらを潰して、あるいは解を見つけられるようにします」的なコメントを返してきます。
出資を断られたVCには時間を割きたくない理由も理解できます。
しかしここでネガティブフィードバックを受けないと、何が理由で落ちたかを知ることがなく、結果、同じことを繰り返してしまうのです。
例えばもし「プレゼン資料が分かりづらい。構成が下手。質疑が駄目だった」とかなら、あとから簡単に直せますからね。
皆さん、VCはたしかに付き合い方が難しいかもしれません。
でも構えることなく気軽に接していただければ、必ずや皆さんのお力になれると思います。
是非うまく利用していただければ幸いです。