キャンプスタイルの変化
キャンプスタイルが変化するのは普通のことだけれど、自分の場合は変化というより原点回帰だと思う。
初キャンプは中学生だったが、オフロードバイクで林道走ってよさげな場所を見つけたら野宿していたのがソロキャンプの始り。
キャンプブーム以前のことだから、道具はガチ登山のものしかなく高価で買えなかった。
米軍払い下げのポンチョをタープ代わりにして、マットはホムセンで買ったヨガマット。シュラフも封筒型の安物(もちろん化繊)。
夜は寒いので一晩中焚火して、明るくなってから寝る。
冬は野宿しなかったからこれでも十分だった。
初めてテントを買ったのは、第一次キャンプブームで大型スポーツ店でもテントが売られるようになってから。2~3人用のドームテントがワゴンセールで安かったので購入。
タープがテントに代わっても、キャンプスタイルは変わらなかった。
キャプテンスタッグのガスバーナーを買ったのもこの頃だったと思う。
一緒にシェラカップも買ったはず。
キャンプ用のクッカーなんて持っていなかった。
そもそも料理らしいことはしなかった。家庭用のアルミ鍋でインスタントラーメンを作る程度。
あとは焚火眺めながら、サラミソーセージ齧って酒を飲む。
この頃から、キャンプの目的はずっと焚火だった。
ところがいつしかドームテントに加えティピーテントやパップテントを購入。TC素材のテントも二つになった。
さらに薪ストーブを導入し、既存のテントすべてに薪ストのインストしたが、ストーブジャック付の軽量テントも購入。
料理は好きなのでクッカーも増えた。
考えてみるとギアが増えた要因は、冬キャンプだ。
他にも寒さ対策や快適さを求めた結果、チェアやコット、インフレータブルマット、ラグなども増えた。
原付スクーターにこれでもかと積んでキャンプしていた。
しかし、だんだんと荷物の多さが嫌になり、まずコットの使用は控えるようになる。マットは使うが、ラグまでは要らない。
季節によっては、マットよりコットがいい場合もあるが両方は必要ない。
冬は薪ストーブが欠かせないが、軽量ワンポールばかりでTCテントの使用頻度が減る。薪ストーブ使わないならテント泊の必要が無いので、タープ泊かハンモック泊。
チェアも持って行かなくなる。
テーブルも持たず、折畳コンテナにまな板で代用。
ガスバーナーがアルコールストーブになり、オイルランタンがキャンドルランタンになる。
気がついたら、ほぼリュックひとつに収まった。
これでも野宿の頃よりは全然多いけどね。
寄る年波で昔より無理がきかないので、マットは必須。
薪を現地調達するので、斧とノコギリは必要。
できればポールとペグも現地調達して荷物を減らしたい。
いずれはブッシュクラフトでシェルターも作りたい。
ただしタープも使用して効率的に。
中で焚火できれば、薪ストーブも要らなくなるだろう。
岩や段差・斜面なんかを利用して竈が作れればシェルターで焚火も安全だ。
ここまでくると新しいキャンプスタイルだな。
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