老猫が冬を越すために…大事な「水」について考える。
どうも。スーパーアルバイターのワイです。
昨年の冬にフォロワーさんの高齢の猫ちゃんたちが、だいたい年始ぐらいを目安に結構続々と亡くなってしまっていたんですよ…
それで、思ったんですけど、もしかして冬を越せなかった子たちっていうのは、やっぱり亡くなってしまうことが多いのかなってね。
私自身も25歳だった愛猫のへちまが冬を越すことができたので、まだまだ余裕で長生きできるんだろうな~なんて思ってたんですけど、そうとはいかず…残念ながら5月には亡くなってしまったんですけどね。
それで改めて、猫たちは我々人間が思ってる以上に、寒さや冬に敏感なんじゃないかな、とすごく思うようになりました。
詳しくは、私が前に書いた猫の寒さ対策のnoteを読んでくだしあ。
これは、結構ガチな内容が書いてあるので、ぜひご覧くださいね。
それで、今回はその冬対策っていうのはもちろんそうなんですが、以前お話していたように、自動給水器の話をしたいと思います。
何度も言っておりますが、 このノートは案件でもステマでもないので、いいことははっきりと「良い」悪いことははっきりと「クソ」と書きますので、ご安心くださいな。
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■自動給水機を導入する前の話■
自動給水機を導入していない多くのご家庭では、「猫用に飲料水を入れたボールを置いておく。で、それを猫が舐めるようにして飲む」つーのが基本のスタイルだと思うんですが
もちろんうちも最初はそのようにしておりました。
で、その時に使っていたのが、 あの、結構有名な「nekozuki」さんの「ヘルスウォーターボウル」だったんすよ。
うちはLサイズの緑のを使っていたかな。
あ、買うなら送料のかからないAmazonか楽天で買おうねw
こちらは水が非常にマイルドになるつーことで、何かで読んだんだけど、実験として、100%のグレープフルーツジュースをそこに入れて混ぜ混ぜして飲んでみてください。みたいのが書かれていて、
実際飲むとほんとにグレープフルーツジュースが渋くなく、渋みが完全に抜けてるような感じの味になるので、こいつはすげぇなと思って、 結構長いこと愛用していました。(同時にクレープフルーツジュースは渋くて苦い方が美味いんだなというのがわかったw)
デカくてひっくり返らないものおすすめポイント。
でもね~、やっぱり賃貸で1人暮らしで部屋が狭いっていうこともあって、結構へちまの毛や埃が水の中に入ってしまって、綺麗な水ではなくなってしまうんですね。
フルタイムで働いていたので、当然水を変えられるチャンスっていうのは、一日に1、2回とか、そういったタイミングに限られてきてしまいます。
家を出る直前に変えたって、帰ってきたらやっぱ埃とか浮いてんのよ。
そうすると、もうちょっと清潔な水を飲ませてあげることはできねぇかなっていう風に思って、色々考えた結果、たまたま「自動給水器」っていうものを発見したので、導入し始めました。
■そもそも「給水機」ってなによ?
「自動給水器」ってのは簡単に言うと自動で水を循環させる装置みたいなものですよ。
うちはいつぐらいから導入したのかっていうのは、正直言って覚えてないぐらいなんですけど、一番古い写真の中で、給水器が映っているのが大体2013年ぐらいだったので、もしかしたら、その時期ぐらいからもう使っていたのかもしれんな。
うちが使っているのうちが使っていたのは「GEX」というメーカーの自動給水器を使ってました。
ジェックスの給水器は、いろんな種類があるんですが、私が長いこと使っていたのは、 「クリアフロー(※現在は製造終了)」というという種類のものでした。
給水器の仕組みについては、詳しいことは↑のリンクを見てもらいたいんですけど、給水器本体の内部に小さなモーターみたいなものがついていて、さらに、中に水をろ過するフィルターが入ってます。
フィルターにも、尿路欠石を防ぐタイプだったり、 単純に綺麗にするだけのタイプだったり、いくつかの種類があります。
モーター内蔵でフィルターを通して入れた水が循環されるので、仮に埃や小さいゴミが入ったとしても、フィルターを通して水を常に綺麗にしてくれているので、
給水機が運転してる間は、ずっと綺麗な水を飲むことができるっていうのが一番大きな特徴です。
あとは、猫は流れる水にすごく興味がある生き物らしく噴水のようにちょろちょろっと可視化できるような形で、水が噴出してるところを猫に興味をそそらせて水を飲ませるという仕組みみたいです。
ジェックスの給水器自体は形状も材質もいろんな種類があるんですが、私が長年愛用していたクリアフローは、仮に停電などで運転が止まってしまったとしても、中に水が溜まるので、そのままその水を飲むことができるっていうのが最大の特徴でした。
この当時はこの「クリアフロー」以外のものは、電源を切ると給水機内部に水が入り込んで外に出てこなくなってしまう仕組みなんだよね。
フルタイムで、どうしても、へちまを日中一人にさせておく形になってしまうので、もし万が一大きな災害などがあって停電をしてしまった時に、
運転が止まってしまうと、電源が復旧しない以上水が出てこないっていうのが致命的な結果になります。
これ、 給水器を作ってる会社は、なんでこのことを考えないんだろうなって、いつもすごい不思議なんだけど。
そうやって仮に 電気が切れたとしても、溜まった水がそのまま飲める機種っていうのは、私が知る限り、すごく少ないんですよね。
■手入れや消耗品などについて
クリアフローは交換用のフィルター(※だいたい月一交換)が安いっていうのも特徴でね。
Amazonとか、ヨドバシとか、そういったネット通販で買うと、かなり安く買うことができます。ドンキでもまぁまぁ安かった記憶。
ただ、やはり、給水器を使っていると、デメリットっていうのはあります。それは、まず、手入れが超めんどくさい。
やっぱり水をずっと循環させているので、猫の唾液などが含まれて、給水機全体にぬめりが発生します。
なので、メーカー推奨としては、「一週間に一回は必ずモーターの部まで含めて洗ってね」っていうことだったんですけど、
まぁ、私は水を変えるときには、基本的にクリアフローを全体的に洗う。
それでいて、週に一回は超めんどくさいんだけど、モーターを分解して、綿棒で掃除したり、歯ブラシを使って掃除したり、細かいところのケアをしてました。
あとは、デメリットもう一つとしては、モーターが意外と壊れやすいので、そういった消耗品が意外と消耗するっていうのもあったね。
また、本体がプラスチックでできているので、やっぱり洗ってるうちに細かい傷がついたりとか、匂いがついたりとか、そういった部分もどうしてもありました。
なので、週一のお手入れとして最終的に定着したのは、
いう方法をやってました。
あとは、本体がプラスチックでできてるので、意外とすぐ傷んでしまうっていうのもあって、一年に一回は買い替えてたかな。
とはいえ意外にそんなに本体は高くはなくて、安く買える時は、本当に3,000円もしないで買えるタイミングとかもあったので、
ちょっと汚くなってきたなとか、モーターがちょっとへたってきたかなっていう時は、モーターを買い足すよりも、本体を丸ごと変えてしまう(←モーターついてるから)っていうことの方が多かったかな。
モーターがまだ生きてる場合には、洗い替え用に一個取っといて、それを交互に使うっていうようなこともしてましたな。
■理想の給水機探しの旅
クリアフローは使いやすいが所詮はプラスチック製の給水器。もうちょっと衛生的なものに変えられないかなという風に思うようになって、
クリアフローと同じように電気が止まっても、水がある程度溜まって、そこから猫が自分で水を飲めるようなタイプの別のものを探したいなと思うようになり、何年か前にAmazonでかなりいろんなものを試しました。
一番安全で清潔なのはちょっと高いんだけど、陶記でできたセラミック製のものなんだよね。
ジェックスでも、セラミック製の自動給水器っていうのはあるにはあるんですが、そちらは水が溜まらないタイプなので、 電気が切れてしまうと完全に水が本体の中に入り込んでしまって、
災害時に水を飲むことができなくなっちゃいます。高いのにクソですよ。
なので、Amazonでセラミックでできていて、循環するようなタイプっていうのを高いんですけど、買ってみたんですが…
いや~フィルターがちっちゃくて、全く循環しない。
ほんとにただ水を垂れ流してるだけで、埃が入って汚れたら、それがそのまま出てくるみたいなクソみたいな欠陥品だったので、それは返品をしました。
更に今度はセラミックよりも安くて、プラスチックよりも衛生的なステンレスのものを買ったんですけれども、これもフィルターがちっちゃくてね。
あとモーターがすぐにへたれてしまって、一日稼動しても、ずっと同じ力でモーターが動いてくれない。
一時間もしないうちにモーターが虫の息になるこちらもマジの欠管品だったので、返品しました。クソが。
結局、やっぱりクリアフローしかないのかなって思っていたところに、クリアフローが生産終了することになりまして、
その後継機の「コパン」っていうものを、最後は使っていました。
コパンは、クリアフローの 改良版の後継機で、今までのろ過フィルターがそのまま使えるんですが、 形状は今までと若干い、より分解掃除がしやすくなったっていうモデルになりました。
そちらも同じく電気が止まっても、水が勝手に溜まってくれるタイプなので、最後までへちまはこれを使ってたな。
↑今見たら白とベージュが同じくらいの値段なってた。前は白の方が5,000円くらいしてたのに…(白がよかった)
■ポイントは「湿度」「水分」「内臓を冷やさないこと」
老猫のへちまが耐えられる「冬支度」を意識するようになった一つとして、私がよく利用していたペット用品のサイトが配ってた会報誌で、
部屋の温度だけでなく「湿度も非常に大切」っていうようなことが書いてあってね。毛並とか肌とか内臓とかも含めて、部屋の温度だけじゃなくて、
湿度もすごく大事なんだよっていうのを読んでから、じゃあ、綺麗な水をきちんと飲ませてあげることっていうのは、やっぱり重要なんだなって
思うようになったんですけど、加えて、やっぱり冷たい水を飲んでいると、内臓が冷えてしまって老体にはきつかろうっと。
本当に恥ずかしながら、すんげー今更気づいたので…ほんとに昨年の冬ぐらいから、本格的にそういった冬グッズをもうあらゆるものを導入するようになりました。
ほんとに遅すぎるぐらいでした。
自動給水器を導入してから、猫歴がクソ長かったへちまは結構順応力が高いので、給水器に嫌な顔もせず、結構すんなりと受け入れてくれたので、
うちは自動給水器の導入と同時に、陶器のボウルは何かあった時のためのベンチ要員になりました。
ジェックスの給水器の下に引く「ヌルーミィ」というツールがありましてね。
給水機の下に敷くと冷たい水をちょっと暖かくしてくれるっていう機能がついた、自動給水機専用のヒーターみたいなものです。
クリアフローとか、コパンとか、ジェックスの製品に合わせて使うことができて、下に敷くとじんわり下から水を温めてくれるヒーターが聞いて、ちょうどいい、
熱くもなく、冷たすぎのぬるい水を循環させてくれるっていうのがあって、それはめちゃめちゃ重宝しました。
心なしか、へちまが水を飲んでくれる回数も増えたような気はしてました。(元々よく飲む子だったんですけれども)
ただ、そのヌルーミィを使うと、すんごいめりやすくなるので、 毎日欠かさず一日に二回は必ずしっかりと洗う羽目になり、結構その辺はめんどくさかったです。
そうすると今度は自動給水器のお手入れとか、食器を洗う時のスポンジや洗剤なんかにもこだわりたいなと思い始めて、
そっから結構色々とツールとかを揃えるようになりました。 それはまた別のnoteで紹介したいと思います。
一般的に、給水器を導入することで、猫の飲料水の飲む量が増えるという結果がいろんなところでも出てきているみたいなので、
特に老猫ちゃんにはジェックスのじゃなくてもいいので自動給水器はほんとにオススメします。
(ジェックスだったらヌルーミィも絶対おすすめする。)
人間ですら、冬場には喉乾いたけど冷たい水がやだなって水を飲まない人もいるくらいなので、もちろん猫でもそういう子はいるだろう。
そういった日常のプチストレスから解放して猫の暮らしをアップデートするってこともすごく大事だよね。
こういったツールを積極的に使用してもらうと、ますます水を飲む量が増えて、健康的に冬を乗り切れると思います。
■致命的欠陥もあるにはある…
ここまで色々褒めてきた。ジェックスの自動給水器なんですが、 逆に絶対におすすめしないものがあります。
それは「飲み口がドーム型の自動給水器」
実はクリアフローにちょっと飽きて、他の形状も試してみたいなと思って、一度ドーム型の自動給水器を使ったことがあります。
(※電気が止まっても水が溜まってくれるのは、コパンとクリアフローしかなかったはずなので、 他のモデルは全部電気が止まると、当然中に水が入り込んでしまって、水が飲めないようなタイプだったんだけど、
なぜかその時その形状に挑戦したんだよね…)
ドーム型の自動給水機って、給水器本体と猫が口をつける部分、(水がちょろちょろと流れてきて、猫が舌でぺろぺろ水を舐める部分のことね。)
との間に微妙な隙間が開いていて、夏場なんとそこにハエが卵を生むんだよ。
で、ほんとに使ってまだ一日二日とかだったんだけど、夏場のある日なんか急にハエが大量発生してて、うわ、なんだ?!と思って見てみたら
フィルターの裏にハエの卵がびっしりというか…なんかうごめいているハエの幼虫がマジでびっしり。たった1日だけで。
うわぁこれはえらいこっちゃと思って、メーカーに連絡してみたら、構造上、どうしても虫が卵を産み付けてしまう可能性がありますという説明。
それは結局、返品の対応をしてもらいました。ひょっとしたら、へちまがたった一日で悪くなった水を口にしてたかと思うと、すごく恐ろしかったので。。。
現在はその注意事項についてはジェックスのホームページに「虫の卵がつきやすくなってみたます。」みたいなことが書いてあるので、
これはマジで絶対買わないようにしてほしい。
こんな欠陥商品をよく売れるなっていう気持ちだったよ💢
■デジタルとアナログを上手に併用しよう
やっぱりみんながみんな家でずっと猫と一緒にいられるっていうわけでもないと思うので、私のようにフルタイム一人暮らしで猫を長時間、
家に一人でお留守番してもらわなきゃいけないのであれば、給水器はあった方がいいんじゃないのかなと思うし、
しつこく言うように災害時のことも考えて仮に電気が止まったとしても、溜まった水を飲めるようなタイプを選ぶべきだと思う。
(メーカーもそういうのをもっと作れ。)
給水機を導入した後も、今まで使っていた水飲みボウルは、捨てずに取っておこう。
やっぱりアナログの製品って電源がいらないって部分ですごく役に立つので、給水器と併用して、いつもの水入れボウルも使っていくといいんじゃないかな。
中には猫が気まぐれで複数個所で水を飲みたがるとか、暖かいこの部屋なら水をよく飲むのに…みたいな子ももちろんいると思うし、
動けなくなってしまった子いる部屋に自動給水機を持っていくのは重いし面倒な場合はアナログの水飲みボウルが大いに役立つ。
そういった子のために、アナログとデジタルを両方をうまく使って、少しでも多く水を飲んでもらうのがいいんじゃないかなと思います。
皆さんも、温度、湿度だけじゃなくて、水の質っていうのも考えてみてあげてください。
ではまた✋