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【思い出】ドレッサーを捨てた話。

どうもこんにちわ。社畜のワイです。

実は今自宅を断捨離しています。
というのも、25歳で猫生を全うした愛猫・へちまがいなくなって以来、家の中が本当にどうしたらいいのかわからなくなるくらい荒れてしまっていて

ドレッサーを捨てた話についてへちまの思い出と共に話していきます。
ヒマな人だけ読んでください。



■部屋がマジで荒れている理由

言い訳をさせてもらうと、
へちま亡くなる→会社潰れる→転職活動→転職する→激務
みたいな状態だったんすよ。

そんでね、まぁうちは本当に狭い、犬小屋みたいな部屋なんだけどね、
へちまが生きていた頃はどんなに忙しくとも、自分が仕事で
家を空けている時に、なるべくへちまが自由に動き回れるように、いろんな
ところで遊べるようにと、へちまの生活スペースは最低限きれいにしていたんすよ。

例えて言うならへちまが歩く床はきれいだけど、机の上には
モノが積みあがりまくってる
 みたいなね。

で、そんなへちまがいなくなると、たかだか猫一匹いなくなっただけなのにだよ?
「へちまのためにきれいにする必要がない」と脳が思ってしまうともう最後。

なんでも床にポンポン置く癖がついてしまい、アッという間に足の踏み場
もなく、モノが散乱。

こうして部屋が荒れていきましたとさ。
あ、でも勘違いしないでほしいんだが、ごみ屋敷じゃないよ。
ごみはちゃんと捨ててるからね。
モノが多いってだけ。

■片付けようと思ったきっかけ

更に言い訳をさせてもらうと、転職先がなんか絶妙に激務なんだよね。
特定の人だけ…
前の潰れた会社みたいに朝4時まで家で仕事させられるとかはさすがにないけど、でも代わりに朝が異常に早い。(今までと比べて)

だから22時とかそこそこの時間に帰ってくるともう
スイッチが切れたかのように、化粧も落とさずに気絶するように寝てしまうわけ。
そうすると、中途半端に朝4時とかに目が覚めて、前日に風呂に入ろうと頑張って服を脱いだ形跡はあるが力尽きてランニングで寝てる…とかね。

まぁ、私って寝つきすんごいいいから、どこでも寝られるしコンクリートの上でもなんなら戦場の上でも寝られるから★
というのが自慢でもあったが、このように気絶するような感じでのび太も
ドン引きレベルで寝てしまうのはなんかおかしい
ので病院で相談してみるけどね・・
(※昼間はしっかり起きてるよ)

週末に部屋を片付けなきゃ→遊びに出歩く=家にいない
とか
家にいても体が動かないの。

んで「もう週末は諦めて平日やろう」と思っても眠くて寝ちまう。

部屋が散らかる理由は「モノを決まった場所にしまわないから」
これに尽きるんだけど、わかっててもできない。体が動かん。マジで。
結果どんどん散らかっていく状況に自分でもさすがに焦りを感じていたわけ。

これもしかしてワイ病気なんちゃう?って。
んで、ツイッターでフォロワーたちに聞いてみたものの、あいつらみんな優しいからさ…
そういうときもあるんだからゆっくり休め」って、みんな慰めてくれるんだよ。

ありがたいよね・・・
でもそうじゃねぇ。そうじゃあねぇんだ・・・
誰も「てめぇで散らかしたものをてめぇで処理できないなら死んじまえ!」
って言わないの。
参ったよね。

でもそんな中あるフォロワーが
「へちまちゃんが久しぶりに帰ってきた時に
「今までとお部屋が違う・・・荒れている」って思っちゃったらかわいそうだよ。」と
愛のある言葉をかけてくれたわけ。

それでもうようやっと片付ける決意をしたんだけどどう考えても一人じゃ無理。
だってワイ、クズだもん。
てめぇで散らかしたものをてめぇで処理できないクズだもん!

というわけで最終手段、彼氏に手伝いにきてもらった。
嫌われる覚悟で…(まぁ案外大丈夫だった)

■ボロボロで満身創痍だったドレッサーを遂に捨てた

部屋の片付けはこれを書いている現在も進行形でやってるんだけどね、
先週ドレッサーを捨てたんだ。
ドレッサーつってもコスメワゴンみたいなやつ。
部屋が狭い上にいつだって金がないからそんな高いのは買えないし。
ニッセンで1万円くらいで買ったやつかな。


▲なんかイメージこんな感じのやつ

振り返ってみたら買ってもう14年くらい経ってた。
なんか中の棒が突き出してうまく蓋が閉まらないし、
鏡付きの蓋が使用中に予告なく「バターーン!!」て倒れてきて
とてつもなくスリリングだし、引き出しは噛み合わなくなって半分あけっぱだし。
もう満身創痍でボロボロw

ドレッサーからも「早く…殺して・・・」という断末魔が聞こえてきそうなレベル。
もう元を取ったどころかここまで酷使すればこいつも本望だろう…
安らかに眠れよってレベル。


▲あばよ!!

そいつの代わりに新しいドレッサーを手伝ってもらいながら組み立てた。
(そいつはもうたいそうな重労働だったよw)


■ドレッサーとへちまと。

私はほぼ毎日ツイッターで過去のへちまの写真に「#この日」というハッシュタグをつけて投稿している。


それを見ているとそのドレッサーが度々出てくる。

いつも机やテーブルの上が散らかっていたので、よくドレッサーの天板の上で飯を食っていたし、
何か細かいものを写真に撮りたい時はよく天板の上で撮る、絶好の撮影スポットだった。
ドレッサーの上だけがきれいだったからね。

そしてその上にへちまはよく寝っ転がっていた。
KOFのアケコンを買った時にはアケコンの大きさを比較するのにへちまと
アケコンをドレッサーの天板の上に乗せたっけ。

▲大きさ比較のために駆り出されるへちま氏。

マイケル・ジャクソンの命日の日にはドレッサーの天板の上にマイケルの
写真とたくさんのろうそくをともしてへちまと一緒に写真を撮って黙祷したもんだよ。


▲いい写真が撮れたよ。


天板の上でよく飯も食った。
というか、晩年はテーブルや机が散らかりすぎてほぼドレッサーの天板の上で作業をしていた。
へちまが毎日飲む甲状腺や腎臓の薬を詰めるのも決まってドレッサーの天板の上だった。

ドレッサーの前に座ってスマホを見てるとへちまが寄ってきたし、
ドレッサーの前でへちまを抱っこして口の周りを拭いたり、ブラッシングしてあげた。

ドレッサーの天板の上でPCを広げて泣きながら朝まで仕事した。
獣医さんに行く朝も、行きたくない仕事の日も、遊びに行く日も、
絶対にドレッサーの前に座ったので、よくへちまがその近くで寝転がっていた。

おう、お前さん、ワイのこと置いて仕事に行くんかい
なんて言われてるみたいでさ。
へちまが絶妙~に私の足の上に乗っかってるんだよねw
「おい、踏んでるぞ」なんて声かけてもお構いなしでさ。

そんな風に、いつも絶対に私がここに来ることをへちまは知ってたから、
よく近くにいてくれたんだよね。

そんなドレッサーを捨てることになった。


■思い出と共に、人は取捨選択していく

ドレッサーを買った14年近く前から、当然モノも増えたし中に入れる化粧品なんかも変わっていった。
直して使ってやるにはもうガタガタすぎてついに捨てることになったんだけど、
考えたら14年もうちに居座っていたドレッサー。

引っ越した時に買ったんだっけかなぁ??

へちまが甲状腺機能亢進症で死にかけた時も
喧嘩して旦那がへちまを連れて出て行っちまった時も
(すぐ帰ってきたけど)
へちまが情緒不安定だった時も、手術した時も、
元気になった時も、そして亡くなった時も、

ドレッサーはそこにいたんだよね。
というか、日中仕事で留守にばかりしている私よりへちまと一緒に過ごしたであろう存在なんだよね。

できたらへちまに関わったものはずっと手元に残しておきたいけど、
これからどんどんとへちまがいない年数を重ねていき、へちまがいない年数がいた時の年数をいずれ超えていくんだよね。

だからそういった思い出の物との別れとも、少しずつ慣れていかなければいけないよね。

長い間本当に本当にありがとう。
へちまのことを見守っていてくれてありがとう。


▲何故こうなったかわからん写真(※危ないからすぐ下ろした)


▲とにかくよく寝っ転がっていた。


▲座ってもいた。


▲お気に入りの悩殺ポーズも取っていた。



▲とにかく仕事が忙しかったので、憩いの一時はほとんどドレッサーの前だった。
へちまを撫でたり、口の周りを拭いたり、ブラッシングしたり。
「今日は何して遊んでたの??」なーんて話しかけたりしてさ。
もっともっと、お世話させて欲しかったよ、へちま。

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