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備えあれば嬉しい、老猫流「エリザベスカラー」の選び方。

どうも。無職のワイです。

先日、猫のエリザベスカラーについてこんなツイートをタイムラインで見かけました。

(※引用元のツイートをつるし上げたいとかではないです。)

実はこの「どん兵衛カラー」、だいぶ前にツイートで見かけたことがあって、かわいいし手ごろだしうちでもやろうかなと思ったくらいだったので、
こういった注意喚起があって「なるほどね~」と思ったまででした。
にゃんとすさんのツイートめちゃ参考になるから猫飼いはフォロー推奨。ただし全てを鵜呑みにするのはNGよ。)

正直、エリザベスカラーって、大きなケガをしたとき以外意識なんてしないと思います。
特に、猫って子猫の時には病気やケガってほとんどしないから、なおのこと縁遠い話なのかも。
フォロワーさんに聞いたらあまりにも子猫のうちは傷が気にならない子が多いので着けないらしいね。

ちょうど二年前の今頃、へちまが目の大きな手術をしてエリザベスカラーを着けた時期でもあるので、
今回はその話をしようと思います。
(※だいたい初めてのエリザベスカラーってある程度大人になってからするような気がしますのでその前提で話します。)

※Amazonのアソシエイトとして、[如月紅庵]は適格販売により収入を得ています。

【注意】
エリザベスカラーって本来は「猫が自分で傷を舐めたり掻いたりできないようにする」ってものだけど、
うちのへちまはその時には23歳と高齢で、もう既にあまり毛づくろいをしていなかった。
なので、もしかしたらやろうと思えばおててが目の傷に届いていたのかもしれない…ので、読み流す程度で参考にしていただければと思います。すまん。

エリザベスカラーって愛猫が手術やケガをしたときに病院もらうってのが一般的だと思います。
あのペラペラのうすいプラスティックでできてるみたいなやつ。

あれってでかくてとてつもなく着け心地が悪そうだったんだよね。
うちなんか割と元気な時、もらうこともあったけど狭い部屋だから、なにかとカラーが邪魔してガツガツいろんなものに当たるんだよね。


▲「解せぬ」って顔してるわ。

ちょうど今から二年前、へちまが大きな手術をすることになった際に、カラーをどうするか、すごく悩みました。
ポイントごとにまとめていきます。


■老猫式エリザベスカラーを選ぶポイント その1) 目的に応じてカラーを選ぶ。

手術を受けることが決まった時のへちまの年齢は23歳
今考えればその時点でだいぶ長寿なわけなんだが、それでも23歳のへちまは元気いっぱいで、私と一緒に寝ていたベッドから階段やスロープを使って足取り軽く昇り降りをしていたわけ。

なので、カラーを選ぶときは、

「着けたままへちまが自力で階段を昇り降りできること」
「飯を食う時に邪魔にならないこと」
そして
「(着けたまま私が不在でも大丈夫なように)着け心地が快適なこと」

この3つに当てはまるものを探しました。


■老猫式エリザベスカラーを選ぶポイント その2) 元気なうちに、試しまくる。

意外と盲点かもしれないが、元気なうちにカラーを着けていつも通りの生活をしてもらいながら試すってのが一番重要かもしれない。
いざ病気やケガをしたときに着け心地のいいカラーが準備できてなかったら、買ってもぶっつけ本番になってしまうし、
着け心地が悪かったら、ただでさえ具合悪いのに余計ストレスになっちゃうのもかわいそうだし。

というわけで、うちはAmazonでいろんなカラーを試しまくりました。
Amazonにはありがたいことに、商品に不備がない購入者の都合での返品であっても、受け付けてくれる場合があり、
全額ではないにしろある程度の金額が返金されるので、とにかくいろんなタイプのものを試しまくりました。

上記2点を踏まえてこんなふうに選んでみました。

①「着けたままへちまが自力で階段を昇り降りできること」
→これはデカすぎるのはおそらく不可なので、とにかくいろいろな大きさのものを試しました。
病院でもらうレベルの大きさのもの、ちょっと小さめのもの、中間のもの、あらゆるサイズのものを取り寄せて、
実際に着けてもらい、着けたままで階段やスロープの昇り降りをしてもらうというシンプルな方法で試した。

▲ボツになったエリマキトカゲタイプ。かわいいけどデカすぎてダメ。階段×飯×

②「飯を食う時に邪魔にならないこと」
→カラーの商品紹介のページに「着けたままご飯が食べられます」みたいなことがだいたい書いてあったりします。
そういった商品説明を参考にし、実際にメシ時に着けてみて着けたまま食えるかを試しました。
試していくうちに「これは苦しそうだな」とか「これは食ってるうちに回転して位置が悪くなるな」とかがわかってくるし、
「汚れるから布製じゃないとダメだな」「洗い替え用に2ついるな」なども分かってくるわけだ。

▲このタイプ、すごくたくさんあったけどSサイズでも首元がゆるく、飯も自力で食えるけど絶妙に食いづらそうでこれもボツ。


▲パイナップル型はかわいいけど頭でっかちだから着けてるうちにヘタのところが回転して下に来てしまい、飯が食いづらくて×

③「(着けたまま私が不在でも大丈夫なように)着け心地が快適なこと」
→へちまの手術の際、実はイベント中ですんごい忙しかったんだけど、上司と社長がへちまのために私の在宅勤務や休暇を許してくれたのです。(理解のあるいい会社だったんだよ。潰れてクビになったけど
とはいえ、ある程度回復したらやはり職場には行かなければいけなかったので、私がいない間に一日中着けていても行動の邪魔をせず、不快じゃないものを選ぶことにしました。

ちなみに、本来は「メシ時だけはカラーを外す」のが好ましいらしいけど、うちは自由にご飯が食べられるようにしていたし、そうも言ってられなかったんでね。

そうすると必然的に病院でもらうようなプラスチックの堅いのではなく、ふかふかのぬいぐるみみたいな布素材のものになりました。
できれば着けたままそれを枕に寝られるようなもの。(←こういうのも商品説明に書いてあったりするし、写真付きレビューなんかもあったりするのでありがたかった。)
そして簡単に洗濯できるもの って感じでどれにするかを絞っていきました。

→→その結果、
「ぬいぐるみみたいな布素材のレモンの形のものを、洗い替え用も含め2つ」

「スタンダードなカラーだけど布製でギリ着けたまま飯が食えるもの1つ」
2種合計3個購入しました。


▲ベストなのがこれ。柔らかく着け心地もナイス。
▲スタンダードな「マダム型」はギリものにぶつからない感じだったので合格。でもほとんど使わなかったな。


なんで2種類なのかというと、レモンのものが頑張ればおててが目の傷に届くかもしれない くらいギリギリを攻めたものだったので、
万一に備えて確実に目の傷に手が届かない形のものも買っておきました。

※リンクから買っても私には1円も入らないので安心してお買い求めくださいw


■老猫式エリザベスカラーを選ぶポイント その3) 買ったら持って行って獣医さんに相談。

色々試して買ったエリザベスカラー。もちろんそれは自己判断で使うのではなく、獣医さんに持って行って使っても問題ないか相談しましょう。
Amazonを色々見ていてわかったんだけど、エリザベスカラーとは名ばかりで「それただのシュシュじゃねぇか!」みたいなテキトーな商品もあったし、うちが買ったレモンのなんて同じ形で同じものなのにいろんな値段でたくさんのショップから出品されてるわけよ。

最初の購入ページなんてもうとっくになくなってるけど探すと同じようなものがごまんと出てくる。
てことは安物の中国製のやつなんだよね。(※うちはたまたまそれがジャストだったから買ったんだけどね)
それってつまりは「商品ページではエリザベスカラーと謳っているが、獣医さんから見たらそうじゃないかもしれないもの」もいっぱい含まれております。

なので、次の検査の時とかに実物のカラーを持って行って「最近これ買ったんですけどどう思います?」って先生に聞いてみないとダメよ。
そこで先生が「いやぁこれはアカンでしょ」と判断したらすぐさま返品しましょう。
うちはちゃんと見せて問題ないでしょうって言ってもらったものを使ったよ。


■老猫式エリザベスカラーを選ぶポイント その4) 布系なら洗い替え用に2つ買っておくとよい。

飯食うと汚れるからね。常に清潔にしてあげたいので。
ぬいぐるみっぽいのだと乾くのに時間かかるから3つあってもいいくらいだよ。

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以上が23歳老猫のへちまのために私が選んだカラーの条件です。
その子の目的に合わせてどんなカラーを選ぶか決め、元気なうちに試し、買ったら獣医さんに相談。

幸いへちまは順応力が高かったのでカラーを着けても嫌がることもなく、カラーを枕のようにして寝ていて本当にかわいかったよ。


▲すやすやレモン大使。

カラーを着けている最中って、猫にとっては不快かもしれないけど、いつもと違う姿はかわいいし、いやいやながらカラーを着けて回復を頑張っている姿もまたいとおしいので、着けてる間もたくさん写真を撮ってあげてください。

▲階段、スロープの昇り降り、ごはん、おトイレ、全部クリアした思い出のレモン。
今はフォロワーさんちの子猫たちが使ってくれてます。

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