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強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。を紐解く。
強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。
ハードボイルド小説の大家であるレイモンド・チャンドラーの探偵小説「プレイバック」に出てくる言葉
「あなたの様に強い人がどうしてそんなに優しくなれるの?」と聞かれた主人公の私立探偵・フィリップ・マーロウが答えるセリフである
ちなみにハードボイルドとはゆで卵が固く茹でられた状態を指すが、ハードボイルド小説は1930年代から40年代に流行った小説形態
社会や自分自身や未来へ深い絶望を抱いた中年男性の主人公が器用に時代の波にも乗れず絶望の淵から這い上がり信念を貫くためにたった一人で難題に立ち向かうという物語構造を持っている
確かに強さだけを持っていても他人との関係を築くことは難しいし、優しさだけでも自己を守ることや困難に立ち向かうことは難しい
もしいまの時代にアップデートするならこう言えばいいのかもしれない
「心身ともに強くなければ生きるのはつらい。でも優しくなれれば世界はすこしは心地よいものになる」
手短に語るのは難しい。もし映画・ブルージャイアントの主人公のように自分の魂を語るなら「いつも平和ならいいけど残念だけど人生はちょいちょい非常事態が訪れるから頑張って生きていこうぜ」って感じだと思う
多様な価値観やオープンでフラットな世界が当たり前となった若い世代に話したら「え?なにそれ?」って何回かあったのでコレを書いた。
口先ではいくらでも言える。行動こそ何よりも尊い。
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