ビジネスの場面でよく使われる、人間の器とはなにか?
よく「あの社長は器が大きいですね」とか「あの人は器がまだ小さい」と、言葉として「器(うつわ)」はよく使われます。人間の器が大きいとは「人・受け止められるコト・時間」の3つの軸が大きいことだと言えます。
1.人
それは「人と関われるココロの広さ・支援する人の多さ」のことです。子供から高齢者まで、小学生から大学生まで、無職からビジネスマンまで多種多様なヒトと関わることで器が大きくなります。
また能動的な他人へのサポートやその手厚さが大事です。自己中心ではなく、周りの人・コミュニティ・世の中のことを考えて動いている場合に、この人は器が大きいと言えます。
逆に狭い場合、例えば30代前半の同業のビジネスマンとしか関わりたくないなど言っていると器が小さいと思われます。
2.受け止められるコト
それは「物事のプラスとマイナスを受け止められる度合い」のコトです。
プラス面だと大きな成功、大きな称賛、大きな期待、優秀であること、マイナス面だとトラブル、失敗、批判、ストレス、プレッシャーなどです。
例えば、文学賞を受賞してテレビで大きく報道されても、態度が変わらずにいられる場合は器が大きいと言われますし、大きな失敗があった場合でも、堂々として動揺しないと器が大きいと言われます。
つまり器が大きいとは、プラスもマイナスも合わせて、受け止められる度合いが大きいコトであり、その大きさのことを言います。大きなリスクを背負って、大きな価値を作り出したヒトは、器が大きいと言えるでしょう。
3.時間
それは「時間軸で考えている過去や未来の年数・スパンの長さ」のことです。
1年前や1年後を考えている人より、10年前や10年後を考えている人の方が器が大きいと言えます。それは単に主語が大きいのではありません。視野が広く先が見通せるという意味でスケールが大きいからです。100年後の話しを真剣にしていれば、この人は器が大きいと感じるでしょう。
4.さらに、その器には「深さ」が加わります。
広さという横軸に加えて、縦軸の「責任を持っている範囲」が深さと言えます。1人に対してよりも、1万人に対して責任を持っている人の方が、器の深さがあります。
責任は持たずに、評論家やコメンテーターとして生きている方の場合は、横軸である器の範囲は広いけど、縦軸である器の深さは浅いという表現ができます。
総じてまとめると、人間の器について、言語化するとこのように説明することができます。
器が大きい人に、たくさんの人々が集まります。大きな責任を背負っている人は、多くの人たちの役に立てるように生きている。多くのヒトの生活を背負うヒトとしての行動力が、器を大きくすることと言えます。
もし「器が小さい」と感じたら、自分の行動を明確に変えるために、自分の「器」について言語化・文章化することから始めてみるのがいいかもしれません。口先ではなんとでも言えます。いまの時代「背中で語る」ヒトは少なくなりましたが、行動こそすべてを表すからです。
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