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2022-02-11 エクストラバトルの日優勝「ドンカラスGX」(リスト全公開)
お久しぶりです(?)。
賞品が更新された「エクストラバトルの日」を皮切りにエクストラレギュレーションがまた盛り上がっていますね。
今回は現在高騰中の「サイレントラボ」の強さを嫌というほど思い知らされる「ドンカラスGX」で優勝してきましたのでデッキ解説します。
https://twitter.com/shop_vow/status/1491991761417547776?s=21
「エクストラバトルの日」は参加5回で優勝4回※と全体通して運に恵まれているような気はしますが、後半のマッチ運がよく、前半も(たぶん)不利寄りの対面で相手がミスをした今回がいちばん楽だったかもしれません。
今回の記事の目的は「ドンカラスGX」という現環境にぶっ刺さってしまっているデッキタイプが存在することを知ってもらうことです。全編無料です。誰が組んでも僕のリストと50枚くらいはかぶると思います。
対策とかそのあたり有料でちゃんと書くつもりでしたが、強化拡張パック「バトルリージョン」のリストに「キャンセルコロン」なるおじさんがいたので「不利がつくデッキにはそれ2枚くらいぶちこんどいてください」しか書くことがなくなりました。どれくらい何とかなるのかについての説明や計算は省略しますが、かなり何とかなります。
※2/5のエクストラバトルの日も優勝したのですが前回のパッチラゴンを少しだけ改造したリストで参加したため、そちらは後で前の記事に追記する予定です。パッチラゴンはそれなりに自信のあるアイデアなのでご興味あればぜひ…
デッキの解説
やることは至極単純、特性「よるのしはいしゃ」で特殊エネ・スタジアム・道具をロックしたうえで「アンフェアGX」で事故らせて「ロケット団の工作」でリソースを削って相手の勝ち筋を消すかちまちま攻撃してサイドを取り切るかするだけ。
現在の日本の環境は「ミュウVMAX」と「三神」の巣窟であるため、こういうデッキを持っていくと大体勝てます。ただ勝てばいいという場合はLOもオススメですね。イヤそうな顔をなさる方もいらっしゃいますが、はっきり申し上げて「ちゃんと対策して??????????????」としか言いようがないです。
※2022-10-06追記:エクストラレギュにおける「ミュウVMAX」の不器用さが明るみに出て久しいですが、
このデッキの1ターン目の立ち回り
⓪マリガン
パッチラゴンの記事でも書きましたが、まあ5回は平気でマリガンすると思ってください。ちなみに今回は4戦で合計10回ほどだったので多少上振れましたね。
①先攻を取る(ふつうは勝手に先攻になる)。
決勝まで行くとたいていデッキバレしているのでじゃんけん負けると後攻になることがあります(実際そうなりました)。印象はよくないですが、そんなに気にしなくていいと思います(せっかくマリガンでもらった手札を「マリィ」で流されたり、エネを「フレア団のしたっぱ」で割られて先攻の旨味が消えたりしてからの「アンフェアGX」で結局止まります)。
②1ターン目に死ぬ気で「やみのいし」を探す
「ダートじてんしゃ」「トレーナーズポスト」「おとりよせパッド」「パソコン通信」で何としてでも「やみのいし」を手元に持ってきます。体感ですが9割がた1ターン目に「やみのいし」を使うことに成功するので頑張りましょう。使えなかったら9割がた負けだと思ってターンを返すことになりますが、「サイレントラボ」や「ワンダーラビリンス♢」が展開できていればたまにターンが返ってきます。
③できれば1ターン目に「サイレントラボ」を張る
「サイレントラボ」と「やみのいし」の合計枚数は8枚なのでかなりの確率でどちらかは初手で手元にあります。ない方をサーチして「ドンカラスGX」と「サイレントラボ」が同時に現れると特殊エネルギー主体のデッキが後攻1ターン目にワザを打つことはほぼ不可能です。
例:スカイフィールドミュウVMAX(エネルギーがダブル無色のみ)の場合
大前提として「がまんのかべ」のソーナンスが必要です(いなければ冗談抜きで負けが確定します)。ソーナンスでスタートできていたとしても、
①:「フィールドブロアー」で「サイレントラボ」をトラッシュ
②:①を満たした状態でベンチに「ミュウV」を用意して「ダブル無色エネルギー」をつける
③:「ミツル」を使用して「ミュウVMAX」に進化
④:バトル場のソーナンスをサポートなしで「ミュウVMAX」と入れ替える(かるいし使用の場合、①を満たした状態で行わなければならない)
上記を全て満たす必要があります(③と④は順不同、ワンパンするなら「ゲノセクトV」もベンチに1体以上必要になります)。このデッキタイプはACE SPECに「パソコン通信」ではなく「ダウジングマシン」を採用していることが多く、初手の時点で「フィールドブロアー」の現物か「バトルコンプレッサー」+「ダウジングマシン」が必要になるため、マリガンでかなり相手のハンドを増やすことを考慮しても、初手で①を満たすだけでそこそこの上振れです(そもそもソーナンスもせいぜい1枚採用が多く、「ミュウV」スタートならまだしも「ゲノセクトV」でスタートするとかなり無理なのは容易に想像できると思います)。
・2ターン目以降
相手次第ですが、ちまちま殴ってサイドを取り切るか逃げられず技も打てなさそうなポケモンをバトル場に縛ってLOします。特殊エネルギー主体のデッキは完封できます。
ヤミカラス…4枚
正直どのヤミカラスでもよいと思います(9割がた先攻になるため、進化できなければ負けなうえ、進化できない状態でターンが返って来た場合に進化できないことはほぼないため)。「くろいまなざし」を持っているSM5Sのヤミカラスのほうが強そうではありますね。カードプール参照して好みのヤミカラスを選びましょう。基本的に2体目は置かないほうが強いことが多いと思います。
ドンカラスGX…3枚
せいぜい2体立てればよいことがほとんどであるため、3枚にしました。
やみのいし…4枚
URないんですよね。「ぐんぐんシェイク」も入れて進化しやすくすることも考えましたが、「パッチラゴンVMAX」のときに「ぐんぐんシェイク」2、「トレーナーズポスト」4、「おとりよせパッド」3と「パソコン通信」でかなり先攻1ターン目での進化ができていたので「やみのいし」だけで十分だねと結論。
おとりよせパッド…3枚
「やみのいし」サーチカードその1。「やみのいし」をサーチする必要がなくても「バトルサーチャー」「パソコン通信」などを持ってくることができて強いですよね。
トレーナーズポスト…4枚
「やみのいし」サーチカードその2。スタジアムにも触れるのが優秀ですね。
ダートじてんしゃ…4枚
「やみのいし」サーチカードその3。3枚でもいい気がしますが、検証していません。
クラッシュハンマー…3枚
ベンチについた基本エネを割るために採用。割れないと負けみたいな場面が発生しうるため、「プルメリ」も採用したほうがよいと思いました。
バトルコンプレッサー…1枚
1枚あると「おとりよせパッド」から持ってきてサポートをトラッシュに落としてから「バトルサーチャー」や「ルザミーネ」でその後の動きを作ることができます。あまり採用されているのを見かけませんが、このデッキと結構相性がよいカードだと思います。嘘くさいと思ったら抜いてください。
ネストボール…1枚
もうエネが相手のバトルポケモンについていて「フラダリ」や「グズマ」、「フレア団のしたっぱ」も使えない場合など、明確に2体目が欲しい場面で使います(そんなにありません)が相手が「グズマ」を使えるようになるため、ご利用は計画的に。基本的にリカバーは効きますが、迷った場合は使わないほうが相手の要求が高くなる可能性は高いです。
バトルサーチャー…4枚
同じサポートを打ち続けたいことが多いので4枚欲しいですね。
レスキュータンカ…1枚
「ダートじてんしゃ」でトラッシュに落ちた「ヤミカラス」を「やまびこホーン」で呼び出されて「グズマ」から盤面を完成される可能性を消すためのカードですが、「ふつうのつりざお」や「すごいつりざお」のほうが使いやすい気がしてきました。
エネルギー循環装置…1枚
こちらは別のカードに挿し替えるならつりざおに変えるよりも「博士の手紙」や「エネルギー回収」に変えるほうがよさそうですね。
パソコン通信…1枚
「やみのいし」サーチカードその4ですが、他のカードで十分タッチできるので「サイレントラボ」や適切なサポートを持ってくることが多かったですね。
マリィ…2枚
「マリィ」+「ナイトウォッチャー」は最近までスタンで見られたコンボですが、「アンフェアGX」は妨害性能に関してこの上位互換にあたります。2枚入れていれば結構な確率で2ターン目に決めることができるので問題ない印象。まあ「アンフェアGX」を宣言するまでもなくちゃんと事故ってることも多いんですが…
あと、マリガンで増えたハンドをがめられた場合にはデッキに有効札を戻して「アンフェアGX」で当たり牌を引けなくなるだけの操作になる可能性がある点にも注意。「ジャッジマン」を採用するのもありな気はします。
カブ…1枚
グッズ主体のデッキのハンドが8枚になるのは強いですよね。このデッキはトラッシュしたくないカードが多いため、ふつう「博士の研究」は不採用となります。
シロナ…1枚
2体体制になることもあるので採用しています。6枚でも弱くはないので1枚はあってもいいかなといった使用感でした。
フラダリ、グズマ…各1
フラダリ2でもいいと思いますが、なんかマヒとかどくとかになったらイヤなので。
※「フラダリ」は「ボスの司令」と同じテキストのカードです。デッキにはどちらか1種類しか採用できません。
フレア団のしたっぱ…1
バトルポケモンのエネしかはがせないので注意。やはり「プルメリ」もほしいですね。
ルザミーネ…2
「ロケット団の工作」をループさせるために2枚。一応「フィールドブロアー」で割られた「サイレントラボ」を回収することもできます。
ロケット団の工作…1
ロックできたらリソースを削りに行ったほうが相手の勝ち筋がなくなるというところで採用。エネが落ちたらアゲ。
グラジオ…1
枠が余った感があったので入れましたが、今回は使わなかったです。使えると嬉しい場面はある気がします。
サイレントラボ…4
基本的に1ターン目に欲しいため4枚。
ワンダーラビリンス♢…1
まあ弱いわけないですよね。相手の「クワガノンV」がバトル場で起動しそうなタイミング等で張って時間稼ぎをするなどの使い方がふつうです。
ガラル鉱山…1
基本エネ主体のデッキをロックしたくて採用しましたが環境にいる基本エネ構築のデッキはピカチュウV-UNIONをはじめとしてそもそも相当厳しい対面なんですよね。「ダークライEX」や「ゼラオラGX」の特性をラボで止めて逃げエネ2以上のポケモンを引きずり出した方が現実的なので要らないですね。
ダブル無色エネルギー…4枚
基本悪エネルギー…5枚
2ターン以内にほしい程度なので、エクならこのくらいの枚数がちょうどよいと思います。1枚削るのも無しではないです。
FAQ
1. なんでドンカラスにしたんですか?
何度でも言います、じゃんけん勝てないからです。今回は4戦全敗でした。まあ0-4は下振れにしても、じゃんけん負けると7割負けるようなデッキは握りたくないんですよね。
あとはふつうに1回使ってみたかったというのもありますね。パーツ自体は随分前に揃えていたのですが、何となくウルガモスが多い環境では厳しいような気がしてしばらく寝かせていました。
2022年2月現在の日本特有の「スタンのプール+αのデッキ」だらけの環境には刺さっていますが、モクナシは結構厳しいので絶対優勝できるとかは思っていませんでした。負けに直結し得るようなプレミは多分しませんでしたが、甘いプレイングは何回かあったので反省しています。
2. 要らないって言ってるカードが散見されますが、その枠は何に交換しますか?
先述したものも含め、採用候補は「ふつうのつりざお」「すごいつりざお」「プルメリ」「やまびこホーン」あたりでしょうか。「スカル団のしたっぱ」あたりも面白いかもしれません。「ジュジュべ&ハチクマン」はやりすぎ感があります。相手の「クワガノンV」を2パンしたり「こくばバドレックスV」をワンパンしたりしたいので、「ちからのハチマキ」もあるとよいかなと思いました。あとは何かの間違いがあったときのための「フィールドブロアー」でしょうか。
3. カードのレアリティ揃ってないですね。
めんご。トレーナーズポストとルザミーネはそれぞれこの4枚と2枚しか持っていないんですよね。ルザミーネはさすがに買います。
4. さすがに勝ちすぎじゃないですか?
決して私がうまいのではなく(PTCGOでの勝率は6割くらいです)ほかの方の練習不足だなというのが正直な感想です。じゃんけんは一生負けるしそんなに上振れしている感じもないんですよね。
少なくとも「そのカード何ですか?」なんて状態では色んな意味でじゃんけん勢止まりです。エクの場合はメタるカードをデッキに数枚ねじ込んでもそこまでデッキパワーが落ちないので、カードプールはある程度把握した上でロックデッキを打開できるようにリストを工夫しておいたほうがよいと思います。