ワーホリについて私の意見(厳しめ)
2024年noteの注目ワードに選ばれたくらい今年は「ワーホリ」がピックアップされる年になりました。
2022年、私も夫のワーホリ(の配偶者ビザ)※コメントに追記
でカナダにきて、あまりにもつらい1年を過ごした経験があります。
ワーホリ生が知っておくべき現実
ワーホリ生(と呼ばせていただく)、というのは1年の有効期限付きのビザしかもっていない外国人労働者を指すとしましょう。
1年しかビザの有効期限がないとフルタイム(日本でいう正社員的な感じ)で雇ってくれるところも少なく、ワーホリ生が勤められる仕事の特徴として、
・繁盛期のための臨時スタッフ(閑散期のシフト保障なし)
・現地人から人気のない仕事
・朝早い・夜遅い・仕事時間不安定などの仕事
・低時給の仕事
などを持ち合わせてくるパターンがほぼであることをまず知っておくべきです。
ワーホリ生を雇ってくれる雇用主の中には素晴らしい方もいて、
家族のように接し、夢を応援し、
ワーホリのあとの就労ビザのサポートを喜んで手伝ってくれるような人もいれば、
「ビザサポートをする」と言い、働かせ、ビザ切れ直前でクビにしてしまう人。
特に女子はワーホリ=若いですから、
性的な意味で手を出してくる悪い雇用主が少なからずいることを知っておいてほしいと思います。私のが住む近くの街の日本食レストランオーナーでワーホリの女の子にすぐ手をだす既婚者(子アリ)経営者がいることを私は知っている…
「ただ景色が外国なだけの日本とおなじ生活」
私自身、英語はほぼ話せないまま渡航しました。
日本にいるときは危機感がなく、「あっち行ってから勉強しよ~」と思っていたタイプでしたが、
英語を話せない海外生活というのは想像以上にメンタルにきます。
言葉というのは人と人とのコミュニケーションツールであり、社会生活において欠かせないものです。
それがままならないまま社会で、そして外国人として働かないといけないことは想像以上にキツいことです。
(語彙が足りねぇ、マジでやべぇと思ってください)
私が最初そうだったように、英語が話せないが故に日本人のコミュニティにしか属せず
せっかく海外にいるのに日本語しか話さない時期がありました。
それはそれで楽しかったです。
コミュニケーションは日本語だし、海外に来てる人って良くも悪くも変わっている人が多いから話していて楽しい。
しかし、一度その環境の快適さを知ってしまうと、
ずっとそのぬるま湯から抜けられなくなる。
だって英語を話せるようになるとか、
もっといろんな人と関わろうとするとか、
そんな努力なんてしなくてもそこが快適なんだもん!!!
そうして日本人コミュニティから抜け出せず(抜け出そうとせず)
永遠に、世界がとまってしまったかのようにずっとその場にとどまる人を私はたくさん知っています。
もちろんその生き方は全く悪くないと思います。
人の幸せに口を出す気はありません。
ただあなたは何のために海外にきましたか?ってところにもう一度立ち返って、それが達成できているか?を確認するべきです。
ワーホリを決めたときに想像していた生活とこの生活を比べてどうですか、と。
せっかくワーホリというチャレンジの道を選んだのに結局、
「ただ景色が外国なだけの日本とおなじ生活」になってませんか、と。
貯金はしてこい
してきてください。
うちなんて夫婦合わせて30万しか持ってきてなかったけど
想像以上にお金がかかり、本当に大変でした。
日本では仕事は選ばなければ割と簡単に見つかると思います。
しかし海外(私はカナダなのでカナダ)ではそうはいきません。
まず
・(採用する側からしてみれば)得体のしれない外国人であること
・英語が話せない人はそのハンデがあること
・採用までの時間にものすごく時間がかかること
(時間がかかるというか、すべての業務が遅い)
・有効期限付きのビザしかもっていないこと
仕事を見つけるまでの時間はお金が稼げないわけですから
お金は入ってこないのに貯金がどんどん減っていく。
その精神的負担は計り知れません。
また、日本ではありがたい法律のおかげで雇用主が従業員を簡単にクビにはできないシステムができていますが
海外ではそうもいかない場合があります。
「うちいま人足りてるし、明日から来なくていいよ。」
この一言でクビにすることができるのが海外です。
もちろん、その後の失業手当とかいろんな保障を受けられる場合もありますが
先ほども書いたようにすべての業務が遅い海外なので受け取るプロセスに時間がかかったり、
また先に書いたようにまた求職活動で無収入になったり、という怖さがあります。
私もよく
「ワーホリでいくら貯金してこればいいですか?」と聞かれることがあったのですが、その答えは一択、
「可能な限り、めちゃくちゃ貯めてきてください」
です。
以上、ワーホリについての私の意見(厳しめ)ですがいかがでしょうか。
チャレンジすることは素晴らしいです。
なんだったらチケット買って、飛行機のって、
海外まで来れちゃったの!?ヤバいじゃん!!!ってほめたいくらい。
ただ環境が変わるとその分苦痛が伴うことを知っておいた方がいいって思います。
本当に、月並みなことしか言えなくて申し訳ないのですが
その苦痛は永遠には続かない
そのときは辛い。とても分かります。
けど、
理想の未来の自分だったら、いまどのような選択をするか?
それを考えながら、
海外で生きてみてほしいのです。
大丈夫、必ずうまくいきます。
みなさんの挑戦を心から応援しています。
ラブ。
いけこ