池田佳乃子|プロフィール・経歴&実績など(2024年12月現在)
こんにちは。HAA代表の池田佳乃子です。
今回は、自分のプロフィールについてnoteにまとめていこうと思います。
HAAは「は〜」と読み、お⾵呂に⼊ったときに誰もが思わず吐いてしまう最初のひと呼吸から名付けています。ここからは、HAAの立ち上げに至るまでの、私の経歴について綴っていきます。
夫婦ではじめた小商い
私は2017年に結婚を機に建築家の夫と東京の高円寺で、雑貨と植物を販売する自宅兼店舗をはじめました。と言っても、小商いという形で、私は広告代理店で会社員をしながら、夫は建築設計事務所を営みながらの趣味の延長のようなお店です。自宅のリビングをお店にすることで、近所の子どもがふらっと遊びに来るような、公民館のような空間です。
私たち夫婦については、「夫婦のコト暮らし」のインタビューをご覧ください。
2018年、二拠点生活をはじめる
自宅を店舗にする中で、地元である大分県の雑貨を仕入れる機会ができました。地域の方と買い付けをきっかけに知り合うことで、元々やりたいと思っていた地域に関わる仕事をしたいという想いが日に日に強くなりました。
自分の想いを夫に相談したところ、「別府と東京で二拠点生活をしたらいいんじゃない?」という提案をもらいました。結婚して半年ごろだったので、てっきり二人で移住するのかと思っていたのですが、どうやら私だけで行ってこい、ということだったようです。
思いついたらすぐ行動するのが私の長所(短所でもある)。夫に相談した数か月後の2018年3月には、私は別府と東京の二拠点生活をスタートしていました。
鉄輪温泉で場づくりの活動スタート
2018年3月に別府にUターン移住してから数か月間は別府市内の色々なエリアを巡っていました。その中で、初めて鉄輪温泉の湯治場に足を運びました。
そこではちょうど、女将さんたちが湯治場の再生のため、空き宿の問題を解決しようと会議をはじめるところでした。偶然の出会いによって私もその会議に参加するところから、湯治場での場づくりがスタートしました。
2018年6月、地元の女将さん、不動産の専門家、起業家、大学生など様々な人たちを誘って、「鉄輪妄想会議」というワークショップを主催し、意見を出し合い、温泉入り放題のコワーキングスペースを立ち上げることになりました。そこからは記憶がないくらいの怒涛の日々....。
コワーキングスペースという言葉自体がまだ知られてない2018年の別府。空き宿は沢山あるのに貸してくれる物件が見つからない、資金調達が上手くいかない、それなのに半年後には物件を見つけて設計、工事をしてオープンしなきゃいけない、というなかなかの無理ゲー状態でした。
そんな出来事を改めて振り返ったラジオ番組(2021年7月13日配信)があるので、詳しくはこちらを聴いていただけると嬉しいです。(13:00くらいから)
そんな出来事を経て、無事完成した温泉入り放題のコワーキングスペース。今ではワーケーションで色んな方に利用していただいています。
「湯治(とうじ)」というライフスタイルを日常へ届ける
私はこれまで、湯治宿の廃業が続き、街の⽂化が途絶えつつある鉄輪温泉で、⼥将さんたちと⼀緒に湯治宿をリノベーションし、温泉⼊り放題のコワーキングスペースを⽴ち上げ、湯治場のPRを企画するなど、湯治を通した場づくりや発信を続けてきました。
湯治場を訪れる⽅々が増えてくる中で、「さらに湯治というライフスタイルを広げていくために、何ができるのだろうか?」「⽇常⽣活の中でも深呼吸の時間をつくるにはどうすれば良いのか?」
これらを考えた結果、湯治文化から着想を得た深呼吸を届けるブランド「HAA」を作ろうと考え、2021年7⽉に株式会社HAAを創業しました。
HAAは「は〜」と読み、お⾵呂に⼊ったときに誰もが思わず吐いてしまうひと呼吸から名付けています。鉄輪温泉で暮らしていると、こころと身体を休ませる為に湯治場に訪れる方たちと出会う機会があります。そこで話を聞く中で、彼らが湯治場という非日常から、都心での日常生活に戻ったときにも、HAAを通して深呼吸できる時間を提供していきたいと強く思うようになりました。過去の私もそうですが、日々一生懸命に生きている人たちは、休み方を忘れてしまっているのかもしれません。私はこれから、休み方を伝えられるようなブランドとしてHAAを育てていきたいです。
また、創業の想いについては、こちらのnoteをご覧ください。
「HAA」のスタートはクラウドファンディングから
2021年11月。コロナ禍真っ只中に、第一弾プロダクトとして別府湯の花由来の入浴剤「HAA for bath」を、クラウドファンディングのMAKUAKEでスタートしました。
自分の想像を遥かに超える539人の方々に応援購入していただき、まずは入浴剤を通して、深呼吸を届ける旅が始まりました。
そこから現在は、HAAの商品をHAA公式オンラインストアや蔦屋書店、全国のセレクトショップや、五つ星ホテルのアメニティなどを通して、たくさんの方にお届けできるようになりました。
江戸時代から続く、別府湯の花づくり
この入浴剤の原料となっているのは約350年前から変わらない製法で作られている「別府湯の花」。別府の山で採れた青粘土と温泉ガスで作用した"温泉の結晶"で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
湯の花は自然にできるものではなくとても繊細で、湯の花小屋にて夏場で40日以上、冬場では60~70日の時間をかけて、職人が大切に育て上げ、作られます。
地域の素材を活かした入浴剤を通して、深呼吸を届ける。現在のHAAの主なプロダクトは、この別府湯の花由来の入浴剤です。商品については、話したらキリがないくらい長くなってしまうので、詳しくはこちらをご覧ください。
今後は、入浴剤以外にも地域の素材を活かした深呼吸できるプロダクトを開発していきたいと思っています。これからのHAAも、ぜひ楽しみにしていてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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