ちゃんと「負ける」こと
ポケモンカードゲーム
去年のこと。息子の6歳のバースデーにポケモンカードゲームをプレゼントした。カードゲームにはそんなに興味のないわたし。小さいころもそんなにやってこなかった。
このカードゲームの利点は、
勝つために頭を使うこと。引き算、足し算をやらなければ戦えないので計算を覚えること。
私は息子が6歳であろうと特に手をぬかない。
敵ながらアドバイスは送るけど、わざと負けたりはしない。
負けると必ず泣く子供たち
娘は早々にカードゲームをやらなくなった。理由は「負けるのが嫌だから」。
気持ちはわかる。
何をやったって負けたら悔しいものだ。
ゲームをするたびに泣く人が絶対出てくる。
泣いている人がいると片付けタイムにも影響が及ぶ。
「あぁ楽しかったな。」ではなくて、なんかモヤモヤしたそんな気持ちで片付けをしなければならない。
いつの間にか、2人ともゲームから遠ざかっていた。
私も頭を使うのが面倒だし、少々時間がかかることも面倒だし、負けて泣かれるのも面倒だし、誘われても断ることが多かった。
ちゃんと負ければ良い。
最近、「勝ち負け」について子供たちと話してみた。負けると必ず泣く息子が自らその話をはじめた。「僕さ、泣かないようにしようって思ってもついつい泣いちゃうんだよね~」と。
その言葉を聞いて、泣くのを我慢するのも変だな。と思った。負けても泣くな。とあたまごなしに伝えても、「泣くのはだめだ。」という記憶だけがしっかり残るのではないか。。
ちょっと考えて以下のことを伝えた。
負けて泣くのは悔しいからしょうがない。
負けた現実をちゃんと受け入れる。
負けた。ってちゃんと認めて、次に生かす。
負けるはずではなかった。という勘違いはやめる。
要するに「ちゃんと負ける」っていうこと。
誰かのせいにしたり、環境のせいにしたり、「本当は負けるはずじゃなかった」という幻ではなく、負けた。という現実を見ること。
だから負けて泣くってことは悪いことじゃないな。
子供ってみんな負けず嫌い。
自分の子供を見ていても、他人の子供を見ていても、やっぱりみんな負けず嫌い。マウントの取り合い。ww(私のほうが!僕の方が!)
根本にあるのって、「ママ!見てみて」「ほめてほめて!」なのかな。
そうやって自己肯定感を高めて、自分の存在価値を確かめてるのかな。
大人も一緒だね。
この子たちが大きくなった時
やっぱり競争社会だからある程度の競争意識っていうのは必要なことなんだろうと思う。
ただ、その勝ちと負けに「自分の価値」をくっつけないでいてほしいな。って思う。
外側に振り回されないでいてほしいな。って思う。
勝ったって、負けたって、とにかく自分に集中すれば良い。
いつだって昨日の自分より成長していれば良いだけ。
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