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NotebookLMに記事を書いてもらった。

NotebookLMの本来の使い方を試す

 前回の記事ではNotebookLMの「Deep Dive」機能を紹介しました。

 しかし、どちらかというと「Deep Dive」機能はおまけ的なもので、本来のNotebookLMの用途は他のことにあります。NotebookLMの魅力は、複数のソースをもとにそれらをAI によって要約・分析・質疑応答させて、利用者が新たな知見を得られる点にあります。そこで今回はNotebookLM本来の使い方を試してその本領を発揮させてみたいと思います。

複数ソースを読み込ませる

 複数のソースということで、今回は過去の自分のYouTube動画を読み込ませてみることにしました。

複数ソースを読み込ませる

 YouTube動画はひとつひとつ読み込ませる必要があり少し面倒だったので、ひとまず今回は20でやめました。

YouTube動画を読み込ませる

ブログの新規記事を書いてもらう

 その後、このように質問を投げかけてみます。

質問を投げかけてみる

実際に出力されたものがこちら

NotebookLMによるまとめ1
NotebookLMによるまとめ2


ソースが示される

 前掲のスクショの文章に数字が付加されていることに気づいたでしょうか。この数字は、情報ソースを示していて、マウスオーバーにより原文を確認することが可能です。

ソースが示される1

 さらに、同じ段落でも複数ソースを参照してそれらを統合して文章生成していることがわかります。

YouTubeの文字起こしのため原文はかなり混沌としているが……

 さらに「ソースガイド」という機能を参照すると、NotebookLMによる各ソースの解説を見ることができます。思わず「よく理解してくれている!」と褒めてあげたくなります。(生成AIなので「理解」という表現が適切なのかは謎ですが…)

「ソースガイド」機能
「ソースガイド」機能2


 なお、今回生成した記事の全文はこちらからご覧下さい ↓


感想とSo What 

Googleならではの強み

 NotebookLMはGPTと比較されることも多いと思いますが、使ってみての感想としては、ソースが明示される点などGoogleのプロダクトらしく、ハルシネーションが防止できている気がして信頼度高く感じます。

 しかしその分アウトプットはあくまで「まとめ」(要約)であり、何か新しい情報が含まれるわけではありません。そのため、主な使用シーンとしては学生やビジネスマンが複数ソースからインプットを得て新しいコンセプト等をキャッチアップするなどになるでしょう。

 つまり、「勉強」に使うべし。まさに従来のグーグル「検索」の延長にあるようなツールと言えます。

おすすめの使い方

 そういう意味では「本来の使い方」と銘打っておきながら、今回も少し邪道な使い方をしてしまったと言わざるを得ません。。

 (いい加減、NotebookLMからは「早く本領を発揮させてくれ」「もっとちゃんと紹介してくれ」と言われそうですが。。いや、もしNotebookLMに人格があればですが……)

 もう一度NotebookLMについて何か記事を投稿するとしたら、例えば英語で投稿されているポーカーの記事なんかを複数読み込ませた上でポーカーの戦略について議論してみたいですね。自分の「勉強」に使ってみたいです。

 なお、今回は、「記事を書いてくれ」とい一度きりのやり取りでしたが、これも本来は「具体的な事例を3つ挙げてくれ」「レベル分けするとレベル1からレベル5までどのように定義できるか」「チェックリストを考えてほしい」など、複数回質問していくような使い方が正しいと思われます。

 そうしてAIと対話していく中で、特定の事柄について人間が理解を深めることができる、というのが本来のNotebookLMの使い方ですね(多分。。)

 コンサル業界ではプロジェクトに入る前に、1週間ほどその業界について徹底的にインプットしてキャッチアップする期間があります(そんな余裕がないこともありますが……)。例えばそうした場面でも使えそうです。

今後に向けて

改めて特徴を整理すると

  • 複数ソース読み込み可能
    ※その上で、要約や構造化が得意

  • ドライブやYouTubeなどGoogleならではのソースに対応
    動画や外国語でもOK

  • 人間の「勉強」に向いている
    対話型で理解が進む

対応しているフォーマット

という感じですので、例えばですが、
英語ソースが豊富そうな

  • ブロックチェーンの応用例

  • スポーツチームのファイナンス

  • ポーカーの戦略

あたりで、自分の「ノートブック」として使ってみたいと思います。
今回はひとまずここまで!

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