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生活2023/1/30~2/5

1/30(月)
「Fukushima 50」鑑賞。
昔から総理大臣とかの現場視察って疑問に思ってたけど、確かにお偉いさんが現場に行けば対応しなきゃいけない人が出るから迷惑だよな。

久しぶりの下北沢。
八月でカレー。キーマあいがけ。

劇場で舞台打ち合わせ。無事に終えられて良かった。
小田急沿線探訪。小田急永山に降り立ったのは初めて。

秋葉原のライブハウスで、目撃しておきたかったライブ。
そんでもって、上等カレーというカレー屋さんへ。求めてたものではなかったけど、海老フライ美味しゅうございました。

1/31(火)
「アド・アストラ」鑑賞。
壮大で遥なる物語なのに、起きている事件や事象が些細なことだったりもしてその差が良かった。そしてやはり、ロマンがあってよいし、世界観の構築がすごい、ちゃんと検証して作られているんだろうな。

「完璧な他人」鑑賞。
あのラストだからこその、あの過剰な波状攻撃な展開は構成としてとても納得したし、良かった。シチュエーションコメディ的なものとしてもよくできてるな。会話劇としても。演劇でやりたい。

今日からスタジオに入って、稽古。
各短編で稽古していたものを全体で一つの公演の作品にしていく。劇団員が揃う安心感よ。
みんなでスタジオ仕込んで、稽古した。
役の出発地点を見誤らないようにすることが大事。
もっと、面白い演劇になる可能性ばかり、あと1週間、ちゃんと積み上げて届けたい。

やんなきゃいけないこといっぱいだな。

岸田戯曲賞のノミネート発表。新しい顔ぶれ。
白水社に脚本送ってくれって言われなくなって久しい。まるで存在してないかのようだね。でも、いいの。それがすべてじゃないよ、きっと。でも推薦する権を持ってる誰かに観てもらってないとそもそも選外なの辛い。もっと話題になるくらいの公演を継続するしかないってことですよね。もっとがんばれー。

急遽、事務所の方にお誘いいただき食事。頑張ろうと、思った。
マチルダアパルトマン、最高な劇団じゃないかと思った、今日。

2/1(水)
午前中に事務作業、各所連絡。二度寝。

町中華で回鍋肉、セットの小さな麻婆豆腐が嬉しい。イラストみたいなキャベツだった。

「生活と革命」全体稽古2日目。
全員出演する『めぐるキャット』の稽古から試行錯誤。
その後、通し稽古(途中から)。なんかもっと研ぎ澄ます必要を感じたな。
でも、ちゃんと前を向いてくれているのでありがたい。きっと、いい公演になる。
そして、上演時間当初よりだいぶ伸びてしまった。

様々なタスクが積み重なって、公演前って感じになってきたな。

「マチルダ・ザ・ミュージカル」鑑賞。
いくらミュージカルでも極端にバカだったりマヌケなキャラクターがいるとなんだかなって感じになるな。自分の物語から逸脱していくってのが良かった。

ペンキで赤まみれ。
劇場に持っていく荷物がどんどん増えちゃう。

2/2(木)
「100日間生きたワニ」鑑賞。
これを映画館で観るってどんな感じなの?日常の尊さってこと?タイトルどうなんだろう?

「CUBE 一度入ったら、最後」鑑賞。
副題よ…。この有名な作品を日本でリメイクしようとして企画実現させてるの凄い。登場人物が全員美男美女すぎなのでは?
キューブの存在の不条理さは不気味なものとして観れるけど、過去の映像が映写されるのは意味分からなすぎた。
部屋の中でコソコソ話が成立するのは都合良すぎでは?虚構の中の人間って割り切って演じてる感。最後の杏さんは、つまりそういうことなの?フィクションをフィクションだと思ってやると観客まで届かない学び。

勝負の日だぞ、と、思って稽古場へ。

はじめてのお店でランチ、肉うどんと迷って焼き魚定食。日本酒が飲みたい店だった。

作品ごとの稽古をしている隙間で雑務。
毎回、何屋さんなのかわからなくなるけど、嫌いじゃない。脚本と違って、やればやったぶんだけ進むので助かる。

稽古。もっともっと積み上げられる可能性がある。
俳優の身体の中にまずはメインストリートを。路地から作り始めちゃうと行き止まりになったときに戻る場所がない、メインストリートさえあれば失敗してもすぐ戻ってこれるし、メインストリートがあれば街はおのずと形になっていく・・・のではないか?明日、試してみる。

稽古場のメイキング動画作成、毎日ちゃんと続けたい。けど、さすがにこの時期になるとなかなか手が回らなくなるな。

2/3(金)
今日の稽古が勝負だぞ、という気持ちで目覚め。
心はずっとソワソワして落ち着かない。
寝てる間のYouTubeアップロード失敗。やり直し。
どんなに慌ただしくても、洗濯をして、猫のウンチも片付ける。生活は続く。

「ある用務員」鑑賞。
ずーっと細かい不自然さが気になる。
クレジットカードを募金箱に入れたとて使えないのくらい高校生なら分かるだろ、とか。プロの殺し屋が路上でタバコ吸いながら殺しをするのか、とか。
キャラクターがギャップや意外性で組まれているだけでリアリティないな。みんなして余裕ぶってるの何?
芋生遥さんの魅力の正体ってなんなんだろうか、ずっと気になる存在。

「Perfume Imaginary Museum “Time Warp”」鑑賞。
人間の技術とはとどまることを知らないね。凄すぎ。

「ANIMA」鑑賞。
音楽が鳴ると人の身体が動くっていう現象を体験できて良かった。トムヨークも踊ってたの良い。

演劇を創作するってのは難しいことね。
演出家としての力のなさを痛感する日々。日々というかかれこれ十数年。
どんな言葉で俳優さんが変化するのか、俳優さんの心が動くのか。
心折らない、心折れない。ゆとりをもって視野を広く。僕だけが正解じゃないから行き詰まったら劇団員の言葉に耳を傾ける。
みんな、とてもよくやってくれてる。

起きてもいない事象を想像して、負の感情にならないように。

2/4(土)
猫が寝顔を覗きにくるけど、布団の中には入ってこない、朝。
いつものように雑務からはじまる。
動画作成して、観に来てほしいということを伝えるツイート。
開幕まであと4日、稽古場での稽古はあと2日。

「消えた16mmフィルム」鑑賞。
結果、どんな駄作になろうとも映画一本を作ろうと動きだすのは凄いことだし、完成させるのはめっちゃ凄いことだよな。
いいドキュメンタリーだった。回顧するモノローグの言葉がシンプルで良かった。

「私の親友、アンネ・フランク」鑑賞。
普通の少女たちが時代に飲み込まれて日常を失っていく速度感が残酷すぎる。

「生活と革命」稽古。
いい稽古ができたんじゃないだろうかと思った。ラストシーンもできたし、各短編作品もちゃんと積み上がってきている。

さすがに疲れた。
食べる予定のなかった炭水化物をとってしまう。
制作作業をもくもくと。甘える猫をきちんと甘えさせながらの作業はひと苦労。でもお留守番キャッツを少しでも労ってあげたい。

2/5(日)
朝から制作作業と、別仕事の作業。

「河童の女」鑑賞。
ラストの明るさなんなんだ。

稽古前に町中華へ。海老チャンポン頼んだらカレーチャーハンきたけど、間髪入れずに受け入れ。与えられた状況を飲み込んでいける性格で生きやすい。

最終稽古。
5つの短編、どれも好きな作品になりました。
マチルダアパルトマンによる、マチルダアパルトマンらしい作品になってるんじゃないでしょうか。
ちゃんと届けたい。なんとか千秋楽まで乗り切りたい。

コーヒーの味がわからないので、ただの苦い汁として飲んでいる。コーヒーの良さは甘くないこと。おいしいコーヒーはわからないけど、これはまずいコーヒーだということはわかる。不思議。

稽古中、自分の苦手なものが過去の記憶と繋がっていることがわかる瞬間があった。フラッシュバック的に記憶が蘇る体験があった。僕は伸びた麺類に恐怖を感じている。

稽古終わって、みんなで搬出、スタジオの清掃。
はやく公演をやりたい気持ちとずっと稽古してたい気持ち。それを毎公演繰り返してる。
創って、上演して、消え去る。その儚さも演劇。

「サマータイムレンダ」途中でとまっていたけどまたちょっとずつ観ていく。

明日から劇場入り。下北沢へ。

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