関数紹介:left
こんにちは!
spreadsheetコンサルタントの池戸です!
今回扱うのはleft関数です。
left関数を扱うのは簡単ですが、vlookupやifなどに比べると使用頻度は少ないかもしれません。
というわけでご紹介に入っていきますが、まずはgoogleのレファレンスからです。
指定した文字列の先頭から部分文字列を返します。 詳細
これだけで完璧にわかるということはないと思うので、少し詳細を説明していきます。
機能
指定した文字列の1文字目から指定した文字数を抽出することができます
構造(引数の構造)
left(文字列, [文字数])
機能の「指定した文字列」が引数の文字列に該当します。
機能の「1文字目から指定した文字数」が引数の[文字数]に該当します。
2文字以上を抽出したい場合には2以上の数字を指定しますが、1文字だけ抽出したい場合には指定なしでもこの関数を活用することができます。
さて、この関数一体どのようなタイミングで使うのが良いのでしょうか?
以前相談をいただいたことで電話番号が0開始にしてからシステムにアップロードしたいのに0開始だったり、0以外の8や9などで始まることがあると
関数の使い方については画像で例示してしまっていますが、以下のように関数を入力することで0がないものに0を補完して表示することができるようになります。
=IF(LEFT(B2)="0",B2,"0"&B2)
少し解説をすると
前提として0が先頭に入っているものと入っていないものが入り乱れている中で、0が先頭に入っていないものに0をつけたいという要望です。
(1) left(B2)="0"でB2の左から1番目の値が0であるかどうかを判断する論理式を作ります。
(2) IF関数を利用して、(1)で作った論理式に合わせて、左から数えて1番目の文字が0である場合にはB2セルの内容をそのまま参照するように指示を出します。
(3) (2)の論理式が FALSEである(左から数えて1番目の数字が0でない)場合には0を先頭についた上で、B2セルの内容を入力するように指示を出します。
Tips
-(ハイフン)が入っているかどうかを統一したい場合には
今回のケースでは元の文字列であるB列を選択し、
「shift」+「command」+「H」を同時押しをして
「検索」のボックスには「-(ハイフン)」を入力し、
「置換後の文字列」は空欄のままに「すべて置換」をクリックします。
そうすると下記の画像のように-を除くことが可能です。
before
after
excelにも用意されている機能である置換を使えばこのように不要な文字列を抜くことができます。
一方で-(ハイフン)を足す場合は結構難しい(市外局番のルールとハイフンを入れる位置の定義が難しい)
ので割愛